オオタバコガ、シロイチモジヨトウ 関東・東海等で多発 病害虫発生予報第9号 農水省2025年11月13日
農林水産省は11月12日、令和7年度病害虫発生予報第9号を発表した。
主要な病害虫の発生予察情報(発生予報)として、野菜・花きでは、オオタバコガ、シロイチモジヨトウ及びハスモンヨトウの発生が、関東、東海等の複数の地域の一部で多くなると予想。また、かんきつのハダニ類の発生が、東海、近畿及び南九州の一部の地域で多くなると予想されている。
各作物の詳細は以下の通り。
◎野菜・花き
野菜・花きで各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫と地域

◎作物共通
<オオタバコガ、シロイチモジヨトウ、ハスモンヨトウ>
関東、東海等の複数の地域の一部で多くなると予想。また、オオタバコガでは埼玉県、愛知県、兵庫県及び愛媛県から、シロイチモジヨトウでは埼玉県及び愛媛県から、ハスモンヨトウでは埼玉県から注意報が発表されている。幼虫の成育が進むと薬剤の効果が低下するため、若齢幼虫期が防除適期になる。都道府県が発表する発生予察情報等を参考に、ほ場の見回り等による早期発見に努め、適期に防除を実施すること。
結球野菜では、結球内部に食入した場合に防除が難しくなることから、結球前に防除を実施を。施設開口部への防虫ネットの設置や交信かく乱剤の利用も有効。また、収穫後の作物残渣に卵や幼虫が付着している可能性があるため、適切に処分する。
◎微小害虫
<いちごのハダニ類>
東海及び南九州の一部の地域で、きゅうりのコナジラミ類の発生が南関東、近畿、四国及び九州の一部の地域で、トマトのコナジラミ類の発生が東海、四国及び九州の一部の地域で、ねぎのアザミウマ類の発生が北関東、東海及び近畿の一部の地域で多くなると予想。トマトのコナジラミ類では、徳島県から注意報が発表されている。
これらの微小害虫は発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、ほ場の観察をきめ細かく行い、発生初期に防除を実施する。
◎果樹・茶
果樹・茶で各地の平年値より発生が「多い」・「やや多い」と予想される病害虫及びその地域

◎かんきつ
<ハダニ類>
東海、近畿及び南九州の一部の地域で多くなると予想。発生密度が高くなってからでは防除が困難となるため、都道府県の発表する発生予察情報等を参考に、ほ場の観察をきめ細かく行い、発生初期から防除を実施する。
◎果樹共通
<果樹カメムシ類>
近畿及び四国の一部の地域で多くなると予想されており、高知県から注意報が発表されている。
同虫の飛来状況は地域や園地により異なり、果樹カメムシ類の被害を防止するためには、飛来初
期の防除が重要。昨年は、ほ場の見回り頻度が少なかったため、飛来に気付くのが遅れ、被害が生じた事例が報告されている。樹カメムシ類は薄暮期から夜間を中心に活動するため、夕方の薬剤散布が効果的。
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