農政:持続可能な世界を拓く SDGsと協同組合
2020年新年特集号にあたって2020年1月7日
国連に加盟する193国が2015年に採択したSDGs(持続可能な開発目標)は、地球環境を守りながら、誰一人取り残さず、豊かな暮らしを持続的に営むことができる社会と経済を実現しようと、貧困、飢餓の解消、気候変動への具体策など17分野の目標を掲げた。国連は2030年までの達成をめざしており、2020年は残る10年のスタートの年でもある。
一方、わが国は史上最低の食料自給率となるなか、相次ぐ自然災害による農業・農村への大きな被害に対し、国民からもこの国の食料の安定供給とその土台となる農村地域の持続について不安が高まっている。こうした状況はSDGsへの取り組みが重要になっていることを改めて示し、JAグループにとっても真正面に据える課題だといえる。とくにSDGsの目標には持続可能な農業やクリーンなエネルギーなど農業・農村に大きく関わるテーマがあり、「誰一人取り残さない」という理念の実現は、地域で人々が自主的に手を結び共通の願いを実現しようと活動を展開している「協同組合」にこそ期待されている。本特集がJAグループ役職員の活動に資すれば幸いである。
【関連記事】
特集 持続可能な世界を拓く SDGsと協同組合
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(174)食料・農業・農村基本計画(16)食料自給率その他の食料安全保障の確保に関する目標2025年12月27日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(91)ビスグアニジン【防除学習帖】第330回2025年12月27日 -
農薬の正しい使い方(64)生化学的選択性【今さら聞けない営農情報】第330回2025年12月27日 -
世界が認めたイタリア料理【イタリア通信】2025年12月27日 -
【特殊報】キュウリ黒点根腐病 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【特殊報】ウメ、モモ、スモモにモモヒメヨコバイ 県内で初めて確認 高知県2025年12月26日 -
【注意報】トマト黄化葉巻病 冬春トマト栽培地域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
【注意報】イチゴにハダニ類 県内全域で多発のおそれ 熊本県2025年12月26日 -
バイオマス発電使った大型植物工場行き詰まり 株式会社サラが民事再生 膨れるコスト、資金調達に課題2025年12月26日 -
農業予算250億円増 2兆2956億円 構造転換予算は倍増2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(1)2025年12月26日 -
米政策の温故知新 価格や流通秩序化 確固たる仕組みを JA全中元専務 冨士重夫氏(2)2025年12月26日 -
米卸「鳥取県食」に特別清算命令 競争激化に米価が追い打ち 負債6.5億円2025年12月26日 -
(467)戦略:テロワール化が全てではない...【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月26日 -
【スマート農業の風】(21)スマート農業を家族経営に生かす2025年12月26日 -
JAなめがたしおさい・バイウィルと連携協定を締結 JA三井リース2025年12月26日 -
「省エネルギー投資促進・需要構造転換支援事業」採択 高野冷凍・工場の省エネ対策を支援 JA三井リース2025年12月26日 -
日本の農畜水産物を世界へ 投資先の輸出企業を紹介 アグリビジネス投資育成2025年12月26日 -
石垣島で「生産」と「消費」から窒素負荷を見える化 国際農研×農研機構2025年12月26日 -
【幹部人事および関係会社人事】井関農機(1月1日付)2025年12月26日


































