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「磐田メガソーラ発電所」始動 クミアイ化学2013年9月20日

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 クミアイ化学工業(株)は、平成25年4月より静岡県磐田市の同社遊休地に、大規模な太陽光発電施設の建設を進めていたが、このほど完成し9月19日から中部電力に対し売電を開始した。

◆遊休地を活用

敷き詰められた8400枚のソーラーパネル クミアイ化学は、磐田市の福田工業団地に、2万坪(7万平方m)に及ぶ工場用地を所有していたが、バブル崩壊やリーマンショックなどの影響もあり、遊休地となっていた。同社では工場用地の有効活用を模索してきた。
 同社は農薬の製造・販売を通じ、安心・安全な農作物の生産を支援してきたが、自然を大切に考え自然と共に歩んできた企業でもある。
 自然環境に配慮し、再生可能エネルギーの供給に取り組むことは、そうした企業理念にも合致していること。この用地がある静岡県磐田市は、気候も温暖で日照時間も長いことから、太陽光発電に適していると判断し、「磐田メガソーラ発電所」を建設することにした。
 施工は、JA全農からの紹介を得て、液晶技術・ソーラパネルの開発製造で評価の高いシャープ(株)と、シャープエネルギーソリューション(株)が担当した。
 「磐田メガソーラ発電所」は、7万平方mの敷地のうち約半分となる3万6000平方mを使い設置された。建設費は、敷地の造成費用を含め6億4000万円。ソーラパネル(165.2cm×99.4cm×4.6cm)8400枚が整然と設置された風景は、眼にした者を圧倒する。この発電所は、コンピュータ管理により、無人で運転される。
9月19日に稼働した。 「磐田メガソーラ発電所」の年間発電量は230万kw。中部電力と20年間に亘る売電契約を結んでおり、売電額は年間約9000万円。10年足らずで黒字化する見込みだ。
 これにより二酸化炭素の排出削減量は年間約730t、原油換算で53万リットルの消費削減、森林面積で200haの保護、600世帯分の電力消費を賄える量だという。

◆自然とともに歩む

 同社の担当者はメガソーラ発電所の建設と設置場所の選定について、「クミアイ化学工業は、農作物の生産にかかわっている会社なので、社会的貢献に取り組む際に、自然環境の保護、自然との共生を念頭に考えてきた。静岡県磐田市という気象条件のよい地域に7万?におよぶ平坦な遊休地を持っていたことが、メガソーラ発電所設置に至る契機になった」と説明した。
 また、「中部電力に売電するには、会社の定款を改訂する必要があった。定款改訂、売電契約の締結、施設の竣工、始動前の最終点検を経て、今日に至った」と、これまでの経過を述べた。
 「磐田メガソーラ発電所」から生み出される自然エネルギーの活用が、多くの人たちの期待を抱えながらスタートした。


(写真)
上:敷き詰められた8400枚のソーラーパネル
下:9月19日に稼働した。


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