トビイロウンカ 中国・九州の一部地域で発生予想2019年8月8日
農林水産省は8月7日、病害虫発生予報第6号を発表した。向こう1か月の予報で水稲ではトビイロウンカの発生が中国と九州の一部地域で多くなると予想されている。
トビイロウンカについては福岡、佐賀、熊本、宮崎の各県で注意報が出されている。夏以降に高湿少雨傾向になると水田内で急激に増殖し、一部に集中して稲を枯れさせ倒伏させる被害を引き起こす。水田の見回りの際には株元を注意深く観察し、成虫や幼虫を確認した場合は適期に防除をするよう農水省は呼びかけている。
近年では一部の薬剤に抵抗性を持つトビイロウンカの飛来も報告されていることから、同一系統の農薬の連続使用を避けることも求めている。
いもち病は近畿の一部で多くなる予想。長野県は感染好適日が平年より多く、葉いもちの発生が常習発生地域や中山間地域を中心に進展すると予想され、注意報が発表されている。
斑点米カメムシ類は、北海道、北東北、北関東、北陸、東海、近畿、四国の一部地域で多くなると予想されている。
ネギではアザミウマ類の発生が北東北、北陸の一部の地域で多くなると予想されている。そのほか野菜・花きではオオタバコガの発生が北東北、東海の一部地域で多くなると予想されているほか、シロイチモジヨトウの発生が北陸、東海、近畿、北九州の一部の地域で多くなると予想されている。
果樹では果樹カメムシ類の発生が南関東、近畿の一部地域で多くなると予想されている。また、ナシではハダニ類が北東北、北陸、南九州の一部、黒星病が南東北、北陸の一部地域で多くなると予想されている。リンゴではハダニ類が北東北、北陸の一部で発生が多くなると予想されている。
詳細は農水省ホームページで。
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