売上高3.3%増 日本農薬19年9月期決算2019年11月13日
日本農薬は11月12日、2019年9月期の決算短信を発表した。
今期を初年度とする中期経営計画に取り組み、収益性の向上とグループ力強化をめざすなか、連結会計年度における同社グループの売上高は632億6000万円で前期比20億4700万円増の同3.3%増となった。営業利益は33億1800万円で前期比8億5400万円減の同20.5%減。経常利益は29億8400万円で前期比6億6700万円減の同18.3%減。親会社株主に帰属する当期純利益は特別利益として親会社株式売却益を計上したこともあり、26億8400万円で前期比1億7600万円増、同7.1%増となった。
部門別の農薬事業で国内農薬販売は、新製品3剤の販売を開始し品目ポートフォリオの拡充を図るとともに、前期に販売を始めた園芸用殺菌剤「パレード」など主力自社開発品目の普及拡販に努めた。しかし、一部品目の取り扱い中止や流通在庫の影響などから国内販売全体の売上高は前期を下回った。
海外農薬販売は、ブラジル市場の需要回復を受け、Sipcam Nichino Brasil S.A.の売上高が前期を上回った。一方、アジアの主要販売国である中国では病害虫の小発生や流通在庫の影響などから販売が伸び悩んだ。さらに、モンスーンの到来が遅れたインドは作付けの遅れなどから農薬需要が低迷し、Nichino India Pvt.Ltd.の売上高が伸び悩んだ。これらの結果、海外販売全体の売上高は前期を下回った。
なお、園芸用殺虫剤「コルト」は、昨年11月に米国食用登録を取得し、Nichino America,Inc.より本分野での販売を開始した。
ノウハウ技術料収入は、技術導出先による同社開発品目の販売が好調に推移したことなどから前期を上回った。
農薬事業の売上高は573億9500万円で前期比18億9100万円増、同3.4%増。営業利益は24億4400万円で前期比9億5100万円減、同28.0%減となった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(172)食料・農業・農村基本計画(14)新たなリスクへの対応2025年12月13日 -
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(89)フタルイミド(求電子剤)【防除学習帖】第328回2025年12月13日 -
農薬の正しい使い方(62)除草剤の生態的選択性【今さら聞けない営農情報】第328回2025年12月13日 -
スーパーの米価 前週から14円下がり5kg4321円に 3週ぶりに価格低下2025年12月12日 -
【人事異動】JA全農(2026年2月1日付)2025年12月12日 -
新品種育成と普及 国が主導 法制化を検討2025年12月12日 -
「農作業安全表彰」を新設 農水省2025年12月12日 -
鈴木農相 今年の漢字は「苗」 その心は...2025年12月12日 -
米価急落へ「時限爆弾」 丸山島根県知事が警鐘 「コミットの必要」にも言及2025年12月12日 -
(465)「テロワール」と「テクノワール」【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年12月12日 -
VR体験と牧場の音当てクイズで楽しく学ぶ「ファミマこども食堂」開催 JA全農2025年12月12日 -
いちご生産量日本一 栃木県産「とちあいか」無料試食イベント開催 JA全農とちぎ2025年12月12日 -
「いちごフェア」開催 先着1000人にクーポンをプレゼント JAタウン2025年12月12日 -
生協×JA連携開始「よりよい営農活動」で持続可能な農業を推進2025年12月12日 -
「GREEN×EXPO 2027交通円滑化推進会議」を設置 2027年国際園芸博覧会協会2025年12月12日 -
【組織改定・人事異動】デンカ(1月1日付)2025年12月12日 -
福島県トップブランド米「福、笑い」飲食店タイアップフェア 期間限定で開催中2025年12月12日 -
冬季限定「ふんわり米粉のシュトーレンパウンド」など販売開始 come×come2025年12月12日 -
宮城県酪初 ドローンを活用した暑熱対策事業を実施 デザミス2025年12月12日 -
なら近大農法で栽培「コープの農場のいちご」販売開始 ならコープ2025年12月12日


































