売上高1.4%増、営業利益12.3%減 日本化薬2020年5月21日
日本化薬は5月19日、2020年3月期決算短信(2019年4月1日~2020年3月31日)を発表した。
同期の連結売上高は、セイフティシステムズ事業が前期を下回ったが、機能化学品事業と医薬事業が前期を上回ったことにより、1751億2300万円で前期比1.4%増加した。
連結営業利益は、医薬事業が前期を上回ったが、機能化学品事業、セイフティシステムズ事業が前期を下回り、174億8500万円と前期比12.3%減少。連結経常利益は、為替差損の増加により180億2600万円と前期比16.6%減少した。
親会社株主に帰属する同期純利益は、128億1500万円と前期比13.7%減少した。
セグメントごとの業績は以下の通り。
◎機能化学品事業
売上高は715億4000万円と前期比2.7%増。機能性材料事業は、高速通信(5G)デバイスやIoTの普及、自動車の高度電装化により半導体封止用エポキシ樹脂が好調に推移し、その他の製品が前期を下回ったものの、機能性材料事業全体では前期を上回った。
セグメント利益は色素材料事業の中国市場の低迷とポラテクノグループの売上高の減少により、62億200万円で前期比19.7%減少。
◎医薬事業
売上高は477億7400万円と前期比3.3%増加。国内向け製剤は、消費税増税に伴う薬価改定の影響を受けたが、バイオシミラー、ジェネリック医薬品への切り替えが進み、特に抗体バイオシミラーの「トラスツズマブBS」、「インフリキシマブBS」が伸長し、前期を上回った。
セグメント利益は41億3500万円で前期比1.8%増加した。
◎セイフティシステムズ事業
売上高は469億9000万円と前期比0.5%減少。国内事業は、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータが前期を下回ったものの、エアバッグ用インフレータが堅調に推移し、前期を上回った。
海外事業は、自動車市場の低迷を受け、エアバッグ用インフレータ、シートベルトプリテンショナー用マイクロガスジェネレータ、スクイブともに前期を下回った。
セグメント利益は海外事業の売上高の減少により、61億9100万円で前期比12.7%減。
◎その他
売上高は88億1700万円と前期比7.2%減少。アグロ事業は、国内、輸出ともに前期を下回った。
セグメント利益は15億4300万円となり、前期比2.9%減少。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日