売上げ3カ月連続で前年比増 7月の外食産業2013年8月28日
(一社)日本フードサービス協会(JF)は、協会会員社を対象とした7月度の外食産業市場動向調査集計結果を8月26日にまとめた。
これによると、今年の7月は一部地域を除いて梅雨明けが早く、月の前半は全国的に高温となり、東・西日本では猛暑日も多く、アルコール類や冷たいメニューにはプラスとなった。しかし、後半は東北地方の長雨や山陰地方の記録的な豪雨などが売上げの不安定要因となった。
また、日曜日が昨年より1日少ないことも客足に影響をあたえ、全体の客数は99%と前年を下回ったが、客単価(101.1%)と売上げ(100.1%)は3カ月連続でプラスとなった。
◇
業態別では次の通り。
【ファーストフード】
全体売上げは99.5%と前年を下回った。洋風は客数が伸びず売上高は97.6%と前年を下回った。和風は客単価は下がったが、季節商品の投入などで客数が増加、売上高は103.3%と好調だといえる。麺類は出店効果などで、引き続き好調に推移(売上高105.9%)。一方、持ち帰り米飯・回転寿司は客数が伸びず売上高は97.5%となった。
【ファミリーレストラン】
すべての業種で売上高が堅調で、全体売上高は101.7%となった。業種別売上げは、洋風が100.2%、和風103.4%、中華102%、焼き肉105.3%となっている。
【パブ・居酒屋】
全体売上げは97%と前月同様、前年を下回ったが、パブ・ビヤホールは引き続き好調で売上高は104.5%だった。一方、居酒屋は客数、客単価ともに前年を下回り売上高は95.2%と低迷している。
【ディナーレストラン】
各社ごとに好不調が分かれるが、昨年末以来堅調に推移してきた売上高が97.6%と9カ月ぶりに前年を下回った。これは、休日数の減少や局地的豪雨などが全体の売上げに影響したとJFではみている。
【喫茶】
月前半早い梅雨明けと猛暑でアイスドリンクなどの季節商品が好調で、月後半の天候不順をカバーし、全体売上高は100.3%と前年レベルを確保した。
(関連記事)
・売上げ2カ月連続で前年上回る 外食産業(2013.07.26)
・5月の外食産業の売上、2カ月ぶりにプラス(2013.06.27)
・外食産業市場、前年比1.5%増、23兆円と予測(2013.06.19)
・客数は前年比2%増 4月の外食産業調査(2013.05.29)
・「優良外食産業表彰」決まる 農水省(2013.03.13)
重要な記事
最新の記事
-
【JA全農の若い力】家畜衛生研究所(2)病理検査で家畜を守る 研究開発室 中村素直さん2025年9月17日
-
9月最需要期の生乳需給 北海道増産で混乱回避2025年9月17日
-
営農指導員 経営分析でスキルアップ JA上伊那【JA営農・経済フォーラム】(2)2025年9月17日
-
能登に一度は行きまっし 【小松泰信・地方の眼力】2025年9月17日
-
【石破首相退陣に思う】しがらみ断ち切るには野党と協力を 日本維新の会 池畑浩太朗衆議院議員2025年9月17日
-
米価 5kg4000円台に 13週ぶり2025年9月17日
-
飼料用米、WCS用稲、飼料作物の生産・利用に関するアンケート実施 農水省2025年9月17日
-
「第11回全国小学生一輪車大会」に協賛「ニッポンの食」で応援 JA全農2025年9月17日
-
みやぎの新米販売開始セレモニー プレゼントキャンペーンも実施 JA全農みやぎ2025年9月17日
-
秋元真夏の「ゆるふわたいむ」ダイニング札幌ステラプレイスで北海道産食材の料理を堪能 JAタウン2025年9月17日
-
JAグループ「実りの秋!国消国産 JA直売所キャンペーン2025」10月スタート2025年9月17日
-
【消費者の目・花ちゃん】スマホ置く余裕を2025年9月17日
-
日越農業協力対話官民フォーラムに参加 農業環境研究所と覚書を締結 Green Carbon2025年9月17日
-
安全性検査クリアの農業機械 1機種8型式を公表 農研機構2025年9月17日
-
生乳によるまろやかな味わい「農協 生乳たっぷり」コーヒーミルクといちごミルク新発売 協同乳業2025年9月17日
-
【役員人事】マルトモ(10月1日付)2025年9月17日
-
無人自動運転コンバイン、農業食料工学会「開発特別賞」を受賞 クボタ2025年9月17日
-
厄介な雑草に対処 栽培アシストAIに「雑草画像診断」追加 AgriweB2025年9月17日
-
「果房 メロンとロマン」秋の新作パフェ&デリパフェが登場 青森県つがる市2025年9月17日
-
木南晴夏セレクト冷凍パンも販売「パンフェス in ららぽーと横浜2025」に初出店 パンフォーユー2025年9月17日