米、魚介類等市場拡大の予想 日本総菜協会が「中食2025」を発行2015年4月7日
日本惣菜協会はこのほど、10年後の中食・惣菜産業の将来ビジョンとなる「中食2025」を発行した。高齢化などで日本型食生活が回復し、米や魚介類、果物、野菜、海藻などが増加すると予測している。
惣菜協会35周年記念事業として発行した。冊子はアメリカと日本の消費動向を比較。高齢化が進む日本では、米国追従の消費が終わり、日本型消費革新が求められるようになると指摘する。
2025年の市場で成長が見込めるものとして挙げているのは、冷凍調理食品を除いて、サラダ、カツレツ、てんぷら・フライ、焼売、ギョウザ、焼き鳥、ハンバーグ、焼き魚、きんぴらなどの惣菜、カレーなどの缶詰、レトルト食品など。それ以外では、2000年以降長期減少傾向にあるもめ、魚介類、果物、野菜(主に生鮮野菜)、海藻などが増加基調に転じるという。
なお、総務省による2012年のまとめによると、食品の小売市場規模(スーパーマーケット業態)は、14兆円(2012年実績)から、2020年には10兆円まで減少すると予測する。
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