ファミレス28カ月連続で前年上回る 8月の外食市場動向調査2015年9月30日
(一社)日本フードサービス協会は、会員社を対象とした外食産業市場動向調査平成27年8月度の集計結果をまとめた。
8月は多くの地域での猛暑に見舞われた上旬を中心に夏休み需要が堅調に推移。中旬以降は大雨や台風の影響で客足は鈍ったが、客単価が引き続き上昇(前年同月比104.2%)していることもあり、外食全体の売上げは103.2%と2カ月連続で前年を上回った。
業態別の概況は次の通り。
【ファーストフード】
全体の売上げは104.1%と2カ月連続で前年実績を超えた。洋風は夏休みのファミリー需要をとらえたほか、鶏肉問題の影響が薄らいできていることもあり105.7%と売上げは回復してきた。和風は新メニュー投入やテレビCMなどの販促もあり売上げは110.3%となった。また、麺類も売上げが104.6%と堅調に推移している。一方、持ち帰り米飯・回転寿司は店舗数の減少と中旬以降の天候不順が影響して売上げは99.2%と前年を下回った。
【ファミリーレストラン】
全体の売上げが103.6%と28カ月連続で前年実績を上回り好調をキープしている。なかでも焼肉は夏休みのファミリー需要をとらえ107.2%と好調に推移している。
【パブ・居酒屋】
ビアガーデンなどは後半の天候不順の影響を受けたところもあったが、上旬の好天や販促イベント効果で売上げが100.7%と前年をやや上回る実績となった。一方、居酒屋は引き続く店舗数削減で客数が91.7%と大きく減少、売上げも90.5%と大きく前年を下回っている。
【ディナーレストラン】
大型店の出店効果や訪日外国人などのインバウンド効果もあり、売上げは104.9%と昨年3月以降堅調に推移している。
【喫茶】
102.2%と売上げは昨年を上回っている。
(関連記事)
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