ファーストフードが回復 1月の外食産業市場動向調査 JF2016年2月26日
(一社)日本フードサービス協会(JF)は2月25日、会員社を対象とした外食産業市場動向調査平成28年1月度の集計結果をまとめた。
1月は前半の暖冬傾向で売上げが向上、後半の悪天候による影響をカバーし、月全体の売上げは前年を上回り105.3%だった。特にファーストフードが昨年の異物混入問題から回復、またファミリーレストランも堅調に推移したため全体売上が押しあがった。
【ファーストフード】
全体売上は109.6%と、大きく前年を上回った。
洋風は店舗数が97.0%と減少しているものの、昨年の異物混入問題からの回復と新商品の販売などで売り上げが好調で116.6%だった。和風は人気の定食メニューが牽引し、売り上げは102.5%で、3か月ぶりに前年を上回った。麺類は単価が高めの新商品が好調で売り上げは106.9%。回転寿司は店舗数・客数ともに減少しているが、客単価が上昇し100.7%だった。アイスクリームも暖冬が追い風となり好調だった。
【ファミリーレストラン】
月前半の好調により、売り上げは102.9%で33か月連続で前年を上回った。
洋風は商品単価を低めに抑えた店が堅調で売上げ101.4%。和風は年始の需要があり、売り上げは106.0%。焼肉は成人式などのイベントに合わせたキャンペーンが奏功し売上は107.0%だった。
【パブ・居酒屋】
パブ・ビアホールは好天に恵まれた月前半の好調により、売り上げは102.1%となった。居酒屋も新年会などの需要があったが、店舗数が90.4%と削減の影響もあり、売り上げは92.3%と前年比減が続いている。
【喫茶】
新作ドリンクやフードメニューとの併売促進などが客単価を上げ、売り上げは101.5%と前年を上回った。
(関連記事)
・天候に恵まれ売上げ増 10月の外食市場動向調査 (15.11.27)
・好天に恵まれた連休で売上好調に 9月の外食市場動向調査 (15.10.30)
・ファミレス28カ月連続で前年上回る 8月の外食市場動向調査 (15.09.30)
・7月の外食全体売上 2か月ぶりに前年上回る JF (15.08.28)
・2.3%売上減少 6月外食産業市場 JF (15.07.29)
重要な記事
最新の記事
-
地域複合農業戦略に挑む(2)JA秋田中央会会長 小松忠彦氏【未来視座 JAトップインタビュー】2024年4月19日
-
農基法改正案が衆院を通過 賛成多数で可決2024年4月19日
-
【注意報】さとうきびにメイチュウ類 伊是名島で発生多発のおそれ 沖縄県2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:JA水戸 那珂川低温倉庫(茨城県) 温湿度・穀温 適正化徹底2024年4月19日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ対策を万全に 農業倉庫基金理事長 長瀬仁人氏2024年4月19日
-
食農教育補助教材を市内小学校へ贈呈 JA鶴岡とJA庄内たがわ2024年4月19日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第97回2024年4月19日
-
(380)震災時は5歳【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月19日
-
【JA人事】JA道北なよろ(北海道)村上清組合長を再任(4月12日)2024年4月19日
-
地拵え作業を遠隔操作「ラジコン式地拵機」レンタル開始 アクティオ2024年4月19日
-
協同組合のアイデンティティ 再確認 日本文化厚生連24年度事業計画2024年4月19日
-
料理酒「CS-4T」に含まれる成分が代替肉など食品の不快臭を改善 特許取得 白鶴酒造2024年4月19日
-
やきいもの聖地・らぽっぽファームで「GWやきいも工場祭2024」開催2024年4月19日
-
『ニッポンエール』グミシリーズから「広島県産世羅なしグミ」新発売 JA全農2024年4月19日
-
「パルシステムでんき」新規受付を再開 市場の影響を受けにくい再エネ調達力を強化2024年4月19日
-
養分欠乏下で高い生産性 陸稲品種 マダガスカルで「Mavitrika」開発 国際農研2024年4月19日
-
福島県産ブランド豚「麓山高原豚」使用『喜多方ラーメンバーガー』新発売 JAタウン2024年4月19日
-
微生物農業資材を用いた大阪産の減肥料栽培で共同研究開始 ナガセケムテックス2024年4月19日
-
栃木県真岡市産バナナ「とちおとこ」使用「バターのいとこ」那須エリア限定で新発売2024年4月19日
-
大阪泉州特産「水なす」農家直送で提供開始「北海道海鮮にほんいち」2024年4月19日