ファーストフード好調続く 4月度外食市場動向まとめ2016年5月26日
(一社)日本フードサービス協会は、協会会員を対象とした外食産業市場動向調査平成28年4月度の集計結果をまとめた。
一部の外食需要に熊本地震の影響があったり、全国的に雨が多かったりしたが、土曜日が一日多いこととファーストフードが好調のため、全体売上は前年を上回り103.0%となった。
業態別の動向は以下の通り。
【ファーストフード】全体の売り上げは106.3%と前年を上回った。「洋風」は各社キャンペーンが好調で売上110.6%、「和風」は価格の面で購買欲を促すメニューで客数が伸び売上108.0%。「麺類」は堅調に推移し売上101.2%。「持ち帰り米飯・回転寿司」は花見ピークで貢献したが、雨天と店舗減少により売上97.3%と前年を下回った。気温が高かったためアイスクリーム販売が好調だった。
【ファミレス】土曜日が1日多かったことで、2か月ぶりに売上は前年を上回り100.8%だった。「洋風」は価格で購買欲を促す一部が堅調だったが、客単価が下がり売上99.2%。「和風」は堅調に推移し売上102.8%。「中華」は店舗削減で98.8%。「焼肉」は歓迎会などのシーズンで需要が伸び、107.2%だった。
【パブ・居酒屋】「パブ・ビアホール」は店舗増加、客数増加で売上102.9%。「居酒屋」は店舗削減が続き、売上88.9%。
【ディナーレストラン】訪日外国人客の取り込みと店舗数増加で売上106.9%。
【喫茶】新商品や季節メニューの販促に努めたが、キャンペーンが功を奏した前年同月に及ばす、売上は99.9%だった。
(外食産業市場動向の関連記事)
・ファミレス35カ月ぶりに前年下回る 3月度外食市場動向調査 (16.04.26)
・3か月連続前年上回る 2月の外食産業売り上げ JF (16.03.28)
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