冷凍串揚げ、業務用食品市場で好調 富士経済調べ2018年12月6日
総合マーケティングビジネスの(株)富士経済が12月4日に発表した調査によると、深刻化する人手不足から半調理品や完成品の活用が進んでいて、業務用のニーズが高まっていることが分かった。
調査では、乳油製品(7品目)、デザート(6品目)、冷凍食品(30品目)、ごはんやめんなどのステープル(10品目)、その他食品(8品目)の5つのカテゴリー・61品目について調査が行われた。
(グラフ)注目業務用食品市場・冷凍串揚げの売り上げ
注目は、「冷凍串揚げ」。首都圏を中心とする東日本で串カツ・串揚げの認知度が上がり、量販店惣菜で需要が増加。市場は拡大した。今後も家庭や串カツ・串揚げ専門店などでの需要増加が予想されることから、2018年の売り上げは約71億円が見込まれている。
また、去年より104.1%増の伸びを示したのが「冷凍餃子」で、今年は101億円の売り上げを見込んでいる。ラーメン店で根強い需要がある競合の「チルド餃子(当該市場対象外)」から需要を獲得できれば、さらに勢いがつきそうだ。
デザートでは「ソフトクリーム・シェイクミックス」も需要が伸びた。昨年比で102.5%、288億円と観光地でのインバウンド需要の増加や原材料にこだわった大人向けの商品が伸びたことなどが要因となった。
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