自然農に関わりたい次世代へ 広島の離島で農業インターン受け入れ開始 ナオライ2021年4月19日
ナオライ(株)は、1か月間宿泊型の学生・次世代向け農業インターンシップの受け入れを開始。同社の1次産業支援の一環として、持続的な農業のあり方を学生とともに考えアクションしていく取り組みを行う。
同社は、各地の日本酒蔵元との連携事業を行う日本酒スタートアップ。農業インターンシップは、離島過疎地域の関係人口増加や、1次産業の活性化を目的に実施している。1か月間の有給インターンで、現在3人が参加しており、全国各地の学生や若者が参画。広島県呉市の離島・大崎下島を拠点に、月30時間程度、同社が所有する農地の作業や、島の農家の見学を行い、就業時間外には自ら農に関してテーマを持って活動している。
農業インターン生の田中杏佳さん(20)は、奈良県出身で、同志社女子大学学芸学部国際教養学科休学中。自然とどう向き合うかで悩んでおり、ナオライが行っている自然農に触れることで自分スタイルの確立へのヒントをえられるのではないかと参加した。農インターンからは「農業の面での学びもあるが、何より新しい自分に出会えたことが一番大きい。インターンを通じて『自分から行動し、発信することの大切さ』に気づいた」とコメント。また、北海道出身で北海道小樽商科大学商学部経済学科休学中の阪本幸大さん(21)は、力仕事がしたかったことと、共同作業を通して他の人と深く関わりたいと思い農インターンに参加。「自然の中に入り土に触れ、仲間と汗を流し、美味しいご飯を食べる事は最高です。自然環境の破壊を食い止める、ではなく、人が自然に介在することによってさらに多様化を目指す、という新しい考え方が自分の中で生まれた」としている。また、神奈川県横浜市出身。スパイス農家を目指し、全国の農家で修行中の齋藤陽太さん(19)は、「予想以上に色んな知識が増えた。農業をする人たちにはそれぞれの着目点や、目標、目的があって規模に関わらず、そこは誰にも否定できない『なにか』があると思った」と話している。
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