フラワーバレンタインデー 赤バラの人気が2年ぶりに復活 第一園芸2022年2月9日
花と緑に関する事業を展開する第一園芸は、2月14日の「フラワーバレンタインデー」にあわせて、花のプレゼントに関するアンケート調査を実施。「淡い色のニュアンスカラー」の花束が性別を問わず人気で、コロナ禍前に最も好きな花として選ばれた赤バラの人気が2年ぶりに復活した。
同調査は1月21日~22日、インターネットで実施した「花のプレゼントに関するアンケート」で「花をプレゼントした/された経験がある」と回答した日本国内に住む20~50歳代の男女500人を対象に行われた。
同調査によると、花をプレゼントされた時の気持ちや内容について聞いたところ、昨年より多い約9割の人が「花をもらったら元気が出る/癒される」と回答。長引くコロナ禍で花は身近な癒しになっている様子がうかがえる。他にも「花は何度もらっても嬉しい」「1本の花でも嬉しい」という回答も増加。また、昨年トップ5に入らなかった「贈り主の印象が良くなる」が83.7%で5位にランクインした。
恋愛対象者へ花を贈りたいタイミングや内容について聞いたところ、昨年に続き半数以上の人が「コロナ禍の癒しの気持ちを込めて花を贈りたい」と回答。また、「相手のことをイメージして花を選びたい」が昨年の回答数を上回り82.7%の回答で1位となった。
男性が「贈りたい」、女性が「贈られたい」花束の内容を聞いたところ、女性は「淡い色の様々な花が入った花束」が昨年に続き1位。次いで「サーモンピンク系の花束」となった。男性は、「鮮やかな色合いの花束」が72.2%と最も多い一方、女性に最も人気のある「淡い色の様々な花が入った花束」(65.7%)が昨年の5位から2位に上昇。性別を問わず「淡い色のニュアンスカラー」の人気が高まっていることがうかがえる。
男性の回答では「白・グリーン系の花束」が60.1%となり、初めて5位にランクイン。白・グリーン系のクリーンな印象の花束を好む女性は一定数いるが、贈る際の男性の意識にも変化が生まれている。
また、好きな花ベスト5の中に、男性は3つ、女性は2つ「バラ」がランクイン。バラは昨年を上回る人気で、性別を問わず広く愛されていることがわかる。女性は昨年に続き「カスミソウ」が79%で1位。2位は「ガーベラ」にかわり「バラ(ピンク)」(77.4%)。
コロナ禍前の2020年調査で1位だったが、昨年ランク外だった「バラ(赤)」は、67.9%で5位となり2年ぶりにランクインした。同じく男性も2020年調査で1位だった「バラ(赤)」が、昨年3位から返り咲いて1位(71%)となり、性別を問わず、赤バラの人気が復活している。
山下瞬氏
今回の結果について、第一園芸生花仕入担当の山下瞬氏(写真)は「ここ最近ではニュアンスカラーの花のなかでもアンティーク系の色が再注目され、店頭でも多く並びはじめている。また、バラは性別問わず認知度が高いことやさまざまな品種があること、花の生産者がSNSなどで様々な情報を発信しているので、人気が復活しているのではないか。色だけではなく『香り』のあるバラが注目され人気が出てきているので、今後のトレンドになることが予想される」と話している。
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