植物性レザーの市場規模 2027年には9700万米ドル到達予測2022年11月18日
グローバルインフォメーションは11月16日、市場調査レポート「植物性レザーの世界市場:製品種類別 (パイナップルレザー、サボテンレザー、マッシュルームレザー、アップルレザー)・用途別 (ファッション (衣料品、アクセサリー、フットウェア)、自動車内装、家庭用)・地域別の将来予測 (2027年まで)」(MarketsandMarkets)の販売を開始した。
同レポートによると、植物性レザーの市場規模は、2022年から年平均成長率(CAGR)7.5%で成長し、2027年には9700万米ドルに達すると予測。動物愛護に関する懸念の高まりや、動物性皮革産業における地球温暖化につながる二酸化炭素排出量への影響により、顧客の行動が変化している。現在、倫理的で環境や動物に優しい製品に対する需要が急増。業界関係者は動物性レザーを植物性レザーで代用するようになっており、同市場の拡大を引き起こしている。
植物性レザーのファッション業界での需要
用途別に、市場は、ファッション(衣料、アクセサリー、靴)とその他の用途(自動車内装、住宅・室内装飾)に分類される。2021年の市場シェアは、ファッション部門が最大になった。Tommy Hilfiger、Stella McCartney、Gucciなどの国際的なブランドは、植物由来の革をコレクションに取り入れており、従来の革から植物由来の革への移行が予想される。
アジア太平洋市場の成長
インドとバングラデシュの確立された皮革産業と豊富な原材料が、アジア太平洋地域の植物性レザー市場の成長を促進。植物性レザーは農業廃棄物のリサイクルによって生産されるため、年間何トンもの農業廃棄物を排出するアジア太平洋地域には、この産業が急成長する市場機会がある。
東南アジア地域のフィリピンは、パイナップルの最大生産国で、この地域でのパイナップルレザー市場に大きな可能性を提供している。アジア太平洋地域の植物性レザー市場は、多くの国内企業や多国籍企業が市場シェアを争っているため、競争が激しい状況となっている。
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】ネギハモグリバエ・ネギアザミウマ 県下全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月30日
-
24年産米2.6万円に 有利販売に努め積み上げ JA茨城、異例の公表2025年6月30日
-
梅雨の晴れ間の「DZ作戦」で、猛暑下の畦畔除草を回避しましょう 北興化学工業2025年6月30日
-
水稲は"白未熟粒"に加えて"不稔"にも警戒 果樹は長期的な樹種転換も検討 農研機構2025年6月30日
-
茨城県厚生連の赤字19億円超 「診療報酬の引き上げ必要」 24年度決算2025年6月30日
-
全国の「関係人口」 約2263万人 国土交通省調査2025年6月30日
-
夏休みの思い出づくりに「こども霞が関見学デー」開催 農水省2025年6月30日
-
随意契約米 全国4万6000店舗で販売2025年6月30日
-
7月の野菜生育状況と価格見通し はくさい、キャベツ、レタス、ばれいしょ価格 平年下回る見込み 農水省2025年6月30日
-
再保証残高 過去最高の6兆9000億円台 全国農協保証センター2025年6月30日
-
【JA人事】JAみい(福岡県)平田浩則組合長を再任(6月27日)2025年6月30日
-
【JA人事】JAにしうわ(愛媛県) 新会長に井田敏勝氏2025年6月30日
-
【今川直人・農協の核心】全中再興(1)2025年6月30日
-
元卓球日本代表・石川佳純が全国を巡る卓球教室 岩手で開催 JA全農2025年6月30日
-
【役員人事】JA全農青果センター(6月26日付)2025年6月30日
-
第42回「JA共済マルシェ」を開催 令和6年能登半島地震・奥能登豪雨の復興応援 JA共済連2025年6月30日
-
福岡のいちじくレビュー投稿キャンペーン「博多うまかショップ」で実施中 JAタウン2025年6月30日
-
農福連携の現場に密着 YouTube番組「根本凪ノウフク連携中」配信 JAタウン2025年6月30日
-
【役員人事】農林中金総合研究所(6月27日付)2025年6月30日
-
クボタと酪農学園大学が包括連携協定 学術振興と地域活性化へ共創加速2025年6月30日