キャンプde地産地消「鳥取県食材」キャンパーへ提供開始 Engi2023年4月28日
日本ファン創出などに取り組むEngiは、鳥取県、JA全農とっとり、JA鳥取中央と連携し、全国のキャンプ場とその地域のJA直売所をマッチングして、キャンプ場に地場産のバーベキュー食材セットを配送するサービス「TerroirCAMP(テロワールキャンプ)」を5月から開始する。
キャンプは観光としての経済効果が低く、地域振興に向かないという実態があり、その理由の一つが、メインイベントであるバーベキューが、その地域の食材でまかなわれていないこと。
この課題を解消するため、「TerroirCAMP(テロワールキャンプ)」では、鳥取県観光交流局観光戦略課が運営するキャンプ場情報サイト「とりキャン」と連携して鳥取県内の鳥取食材が食べられるキャンプ場を「とりキャン」上に特集し、全国へ鳥取県のキャンプ場と農産物の魅力を発信する。
「TerroirCAMP(テロワールキャンプ)」サービス概要
また、市場開拓局 食のみやこ推進課とも連携し、キャンプ場における鳥取県産食材の更なる活用を進めることで、地産地消の推進を図る。
鳥取県は、米、野菜、果実、畜産がバランスよく営まれる全国有数の農業県。特に、鳥取県特産の二十世紀梨は、日本一の産地が形成され、海外にも広く輸出されている。また、海岸線に広がる砂丘地帯では、ラッキョウ、長イモ、白ネギなどが栽培され、大山山麓の肥沃な黒ぼく地帯では、スイカをはじめ、ブロッコリーなどの野菜が栽培され、地域の特性を生かした農業が行われている。
「TerroirCAMP」における鳥取県の食材は、鳥取和牛や大山豚などの肉類をJA鳥取中央の子会社である東伯ミートが手配。また、鳥取県産の旬の野菜をJA鳥取中央管内の直売所が手配する。コロナ禍やインターネットの普及による昨今の一般消費者の消費行動の変化により、全国の直売所が売上の伸び悩みの課題を抱える中、キャンプ場を農産物の新たな販路にして消費拡大につなげる。
◎鳥取県「TerroirCAMP(テロワールキャンプ)」参加キャンプ場
・鳥取県東伯郡 大山隠岐国立公園内 一向平キャンプ場
・鳥取県南部町 緑水湖オートキャンプ場
・鳥取県日野町 鵜の池公園キャンプ場
・鳥取県日野郡 ゆきんこ村オートキャンプ場
・鳥取県東伯郡 北条オートキャンプ場
・鳥取県八頭郡 安徳の里姫路公園
重要な記事
最新の記事
-
【JCA週報】2010年のJAが危ない、将来方向は#4 (坂野百合勝) (2002)2024年5月6日
-
シンとんぼ(91)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(2)2024年5月4日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(9)【防除学習帖】 第248回2024年5月4日
-
土壌診断の基礎知識(18)【今さら聞けない営農情報】第248回2024年5月4日
-
(382)「ファミリー・ビジネス」の生き残り【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年5月3日
-
むらの掟【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第289回2024年5月2日
-
主食用多収品種の「にじのきらめき」が人気になる理由【熊野孝文・米マーケット情報】2024年4月30日
-
令和6年春の叙勲 5人が受章(農水省関係)2024年4月29日
-
シンとんぼ(90)みどりの食料システム戦略対応 現場はどう動くべきか(1)2024年4月27日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(8)【防除学習帖】 第247回2024年4月27日
-
土壌診断の基礎知識(17)【今さら聞けない営農情報】第247回2024年4月27日
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日