宮崎市と連携 南国フルーツ栽培「田代農園」の第三者承継を実現 リレイ2024年2月7日
事業承継マッチングプラットフォーム「relay」(リレイ)を運営する株式会社ライトライトは、宮崎県宮崎市とrelayによる農業分野の事業承継と移住促進を目的とした共同プログラム「relay the local 宮崎市」をきっかけに、南国フルーツを栽培する田代農園(宮崎市)の第三者承継を実現。同農園の譲り手と継ぎ手への成約事例インタビューを「relay Magazine」で公開した。
譲り手で田代農園の田代敏徳さんは、宮崎市清武町で約1ヘクタールの敷地でマンゴー・パパイア農園を営む農家。パパイアは「誘引栽培」という全国的にも珍しい栽培方法を導入しており、外部視察などで取り上げられることも多く、宮崎県のパパイア栽培を牽引する存在で、県内の農業関係者にも広く知られている。
田代さんは農家だけでなく、清武町のシンボル的存在である900年の樹齢の大楠を有する「船引神社」の宮司との二足のわらじで活躍しており、将来のことを考え農園を誰かに引き継ぎたいと考えていた。当初から第三者承継を検討していたが、どのようにすれば良いのかわからなかったため、宮崎市に相談したところ、relayを紹介され、後継者を募集することになった。
一方、田代農園を引き継ぐことになった宮崎県在住の岡島和希さんは、農業協同組合の営農技術員として、田代農園を担当する10年来の仲だった。農家に従事する祖父の影響で、小学生のころからいつか自分も農業をしたいと考えていた岡島さんは、田代さんが後継者を探していると知り、すぐに後継者として名乗りをあげた。田代さんは、岡島さんについて、「農業の技術や知識に長けており、人柄も信頼できる」と自身が手塩にかけて育てた農園を託すことを決めた。
「農業はもちろん大変だが、常に自然と触れ合うことができ、承継後もストレスなく働けている」と笑顔で語る岡島さん。「relay Magazine」のインタビューでは、マッチングに至るまでの経緯や、実際に第三者承継をしてみて感じたこと、第一線で活躍してきた田代さんが考える農業分野の事業承継の必要性や、岡島さんの今後の意気込みについて紹介している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(146)-改正食料・農業・農村基本法(32)-2025年6月14日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(63)【防除学習帖】第302回2025年6月14日
-
農薬の正しい使い方(36)【今さら聞けない営農情報】第302回2025年6月14日
-
群馬県の嬬恋村との国際交流(姉妹)都市ポンペイ市【イタリア通信】2025年6月14日
-
【特殊報】水稲に特定外来生物のナガエツルノゲイトウ 尾張地域のほ場で確認 愛知県2025年6月13日
-
【注意報】りんごに果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 岩手県2025年6月13日
-
SBS輸入 3万t 6月27日に前倒し入札2025年6月13日
-
米の転売 備蓄米以外もすべて規制 小泉農相 23日から2025年6月13日
-
46都道府県で販売 随意契約の備蓄米2025年6月13日
-
価格釣り上げや売り惜しみ、一切ない 木徳神糧が声明 小泉農相「利益500%」発言や米流通めぐる議論受け2025年6月13日
-
担い手への農地集積 61.5% 1.1ポイント増2025年6月13日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】生産者米価2万円との差額補填制度を急ぐべき2025年6月13日
-
井関農機 国内草刈り機市場を本格拡大、電動化も推進 農機は「密播」仕様追加の乗用田植え機「RPQ5」投入2025年6月13日
-
【JA人事】JA高岡(富山県)松田博成組合長を新任(5月24日)2025年6月13日
-
【JA人事】JAけねべつ(北海道)北村篤組合長を再任(6月1日)2025年6月13日
-
(439)国家と個人の『食』の決定権【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月13日
-
「麦とろの日」でプレゼント 東京のららぽーと豊洲でイベントも実施 JA全農あおもり2025年6月13日
-
大学でサツイマイモ 創生大学と畑プロジェクト始動 JA全農福島2025年6月13日
-
JA農機の成約でプレゼントキャペーン JA全農長野2025年6月13日
-
第1回JA生活指導員研修会を開催 JA熊本中央会2025年6月13日