「援農士」資格 認定プログラムが3月からスタート マイファーム2024年12月16日
「自産自消のできる社会をつくる」を理念に掲げる農業ソーシャルベンチャーのマイファームは、2025年に「援農士」認定制度を立ち上げる。
援農士は、マイファームが認定する「農の支え手」のことで、農業者の作業を手伝う仕組みである援農を通して、卒業生同士が高め合い支え合うことを目的とした制度。新認定制度立ち上げに伴い援農の輪を広げるため、同社が運営するアグリイノベーション大学校で「援農士」を育成する「援農ステップアッププログラム」も2025年3月から開講する。
「援農」は、従来から農作業を手伝うボランティアとして取り組まれてきたが、「援農者の技術不足」「受け入れミスマッチ」「受け入れの準備・手間」など課題が多く、効果は限定的だった。これは、援農をしたい人材が適切な知識や技術を学ぶ機会が乏しいことに起因している。
こうした状況を踏まえ、同社が培ってきた農業教育ノウハウを用いて、援農に挑戦したい人が楽しみながら本格的に学べるカリキュラムを設計し、その卒業後には「援農士認定」が取得できる制度を整える。
「援農ステップアッププログラム」は、「援農士」認定制度に合わせて開講する農業未経験者・初心者向けのプログラム。これまでに2400人以上が受講した独自カリキュラムを活用し、農業の基礎知識と実践スキルを学ぶ。また、修了後も専用コミュニティに所属し、農業についての情報交換やコミュニティ内での援農を通してスキルアップと関係づくりが可能。
「援農ステップアッププログラム」は、目指したい援農士としての習熟度に合わせて「農業エントリーコース:援農士3級認定対象」と「援農士コース:援農士2級認定対象」の2コースを用意している。
◎「援農ステップアッププログラム」概要
■農業エントリーコース:援農士3級認定対象
援農に必要な知識とスキルを身につけ、農家や地域を支える援農士を目指すコース。農業の知識がなくても安心して農場での研修などに参加できる。
受講料:17万9630円(税込)
定員:なし
■援農士コース:援農士2級認定対象
農業エントリーコースの内容に加え、プロの農業者の指導を受け、援農に必要な知識となる実践的なスキルを身につけるコース。実習の中で、援農に役立つ観察力・思考力を培う。
受講料:27万8630円(税込)
定員:各農場10人
重要な記事
最新の記事
-
【注意報】水稲の斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 山口県2025年7月8日
-
なぜ米がないのか? なぜ誰も怒らないのか? 令和の米騒動を考える2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【立憲民主党】「食農支払」で農地と農業者を守る 野田佳彦代表2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【自由民主党】別枠予算で農業を成長産業に 宮下一郎総合農林政策調査会長2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【日本共産党】価格保障・所得補償で家族農業守る 田村貴昭衆議院議員2025年7月8日
-
2025参院選 各党に聞く「米・農政・JA」 【れいわ新選組】農業予算倍増で所得補償・備蓄増を やはた愛議員2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】集落と農地 地域の要 営農事業部門・広島市農協組合長、広島県農協中央会会長 吉川清二氏2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】若者を育てる農協に 営農事業部門・北海道農協中央会前会長、常呂町農協前会長 小野寺俊幸氏2025年7月8日
-
小泉農相 随契米放出に「政策効果」 市場落ち着けば備蓄水準戻す2025年7月8日
-
トランプ政権の移民摘発 収穫できず腐る野菜「農家に大きな打撃」2025年7月8日
-
【第46回農協人文化賞】常に農協、農家のため 営農事業部門・全農鳥取県本部上席主管 尾崎博章氏2025年7月8日
-
150年間受渡し不履行がなかった堂島米市場【熊野孝文・米マーケット情報】2025年7月8日
-
2025参院選・各党の農政公約まとめ2025年7月8日
-
米価 6週連続低下 3600円台に2025年7月8日
-
【JA人事】JA秋田しんせい(秋田県)佐藤茂良組合長を再任(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JA北九(福岡県) 新組合長に織田孝文氏(6月27日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAかながわ西湘(神奈川県)天野信一組合長を再任(6月26日)2025年7月8日
-
【JA人事】JAえひめ中央(愛媛県)新理事長に武市佳久氏(6月24日)2025年7月8日
-
宇都宮市に刈払機を寄贈 みずほの自然の森公園へ感謝と地域貢献の一環 JA全農とちぎ2025年7月8日
-
岡山の農業を楽しく学ぶ 夏休み特別企画「食の学校2025」 JA全農おかやま2025年7月8日