工場廃熱をCO2フリー電力へ変換 熱電発電システムを実用化 ヤンマー2025年1月28日
ヤンマーホールディングスは、工場などで排出される高温ガスから熱エネルギーを回収しCO2フリーで発電する、ヤンマー独自の熱交換技術を活用した熱電発電システムを開発。すでに開始している事業性実証試験を経て、今後、ヤンマーeスターで商品化を目指す。

熱電発電システム(CG画像)
エネルギー変換分野では、カーボンニュートラル社会の実現に向けた未利用熱エネルギーの有効活用が選択肢の一つとして注目を集めており、特に、熱利用よりも使い勝手が良い電力利用が重要視されている。
こうした中、エネルギー使用量の大きい大規模工場などでは、工場廃熱を利用したkW級の自家発電が求められる一方、システムの耐久性や設置性を同時に成立することが課題となっていた。
熱電発電システムの動作原理
今回開発した熱電発電システムは、ヤンマー独自のサーモサイフォン式熱交換器を用いた技術により、熱電モジュールの均等かつ高密度な加熱を可能とし、高出力化を実現。350℃以上の多様なガス熱源に対応でき、省スペースかつ複数台設置が簡易にできることから幅広い用途に適用できる。
また、熱電発電システムは、年間のCO2排出量を約30t削減でき、環境負荷低減にも寄与。社会的・経済的に最適な廃熱の有効活用を提案する。
同機は1月29日~31日、東京ビッグサイトで開催される「ENEX2025 第49回地球環境とエネルギーの調和展」に実機が展示される。
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