冷凍技術とサプライチェーン強化で本格寿司を世界へ 農水省補助事業者に採択 デイブレイク2025年3月28日
特殊冷凍ソリューション事業を展開するデイブレイクは、農林水産省が公募した「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」において、補助事業者として採択された。
デイブレイクの特殊冷凍機「アートロックフリーザー」
「令和6年度サプライチェーン連結強化緊急対策」は、輸出拡大に向けた国内外のサプライチェーンの連結強化を目的とした農林水産省の支援制度。
世界的な寿司人気や健康志向の高まりなどから日本食への関心が高まる中、冷凍技術を活用した寿司の輸出は大きな可能性を秘めているが、大量生産した冷凍寿司を海外市場で安定的に供給するには、物流・流通・販売における様々な課題を克服する必要がある。
このほど採択された事業は、デイブレイクが推進する「冷凍寿司の米国輸出のサプライチェーン構築」に関する取り組み。同事業では、国内で製造した大量ロットの冷凍寿司を米国市場で効率的に流通・販売するための実証実験を行い、課題解決を推進。生産者から米国の流通業者までのコールドチェーンを整備し、高品質な冷凍寿司を品質を落とすことなく消費者に届け、日本の食文化の価値をより多くの人に届けることを目指す。また、米国の日系スーパーだけでなく、非日系の米国メインストリームへの販路を広げ、大量ロットを実現する事業基盤を整備する。
他社にはない事業の先進性と、米国メインストリームへの販路開拓への期待が寄せられ、このたびの採択が実現。同社はこれまでも、米国への冷凍寿司の輸出に向けた商品開発やコールドチェーンの研究を進めており、同事業を通じてそれらのノウハウをさらに発展させ、より強固なサプライチェーンを構築する。
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