再エネ電力でCO2ゼロ実現へ 配送拠点など50施設で パルシステム4生協2025年4月15日
パルシステムグループの生活協同組合パルシステム東京、生活協同組合パルシステム神奈川、生活協同組合パルシステム千葉、生活協同組合パルシステム埼玉の4生協は、配送センターや福祉事業所など50施設の使用電力を再生可能エネルギー100%で発電した電力に切り4月から替えた。2030年度のグループCO2排出量削減目標達成に向け、導入を推進する。
陸奥湾に面する横浜町雲雀平風力発電所
使用電力の切り替えは、パルシステム連合会の子会社であるパルシステム電力が新設した「CO2ゼロプラン」への契約移行により実現。契約を変更したのは、東京の15配送センターと福祉事業や活動などの9施設、神奈川の10配送センターと3つの福祉事業所、千葉の6配送センターと1店舗、3福祉事業所、埼玉の3配送センターで、合計50拠点が使用電力におけるCO2排出量ゼロを実現する。
50拠点概要
パルシステム電力は、HSE株式会社(茨城県日立市)と長期契約を締結し、横浜町雲雀平風力発電所(青森県上北郡)からプランの提供に必要とする電力を確保した。不足が生じる場合は、別途契約をしている水力発電所などから調達する体制を構築し、再生可能エネルギー100%の電力供給を可能とした。
横浜町雲雀平風力発電所は、青森県の下北半島に位置する横浜町に14基の風力発電機を構える。下北半島は年間を通じて受ける海風を活用した風力発電所が多数設置されており、青森県の風力発電量は全国第1位となっている。陸奥湾に面する同発電所の総出力は32.2MW、年間予想発電量は一般家庭の約1万5000世帯分に相当し、約3万5000トンのCO2排出抑制が見込める。
パルシステムグループは2030年度までに、CO2の排出量を2013年度比で46%削減する目標を掲げており、今回のプラン変更により、グループ4生協での全消費電力の7割以上が再生可能エネルギーに切り替わる。今後、グループ各組織での導入を進め、2030年の削減目標達成を目指す。
重要な記事
最新の記事
-
「良き仲間」恵まれ感謝 「苦楽共に」経験が肥やし 元島根県農協中央会会長 萬代宣雄氏(2)【プレミアムトーク・人生一路】2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(1)2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間特集】現地レポート:福島県JA夢みなみ岩瀬倉庫 主食用米確かな品質前面に(2)2025年4月30日
-
【人事異動】農水省(5月1日付)2025年4月30日
-
コメ卸は備蓄米で儲け過ぎなのか?【熊野孝文・米マーケット情報】2025年4月30日
-
米価格 5kg4220円 前週比プラス0.1%2025年4月30日
-
【農業倉庫保管管理強化月間にあたり】カビ防止対策徹底を 農業倉庫基金理事長 栗原竜也氏2025年4月30日
-
米の「民間輸入」急増 25年は6万トン超か 輸入依存には危うさ2025年4月30日
-
【JA人事】JAクレイン(山梨県)新組合長に藤波聡氏2025年4月30日
-
備蓄米 第3回は10万t放出 落札率99%2025年4月30日
-
「美杉清流米」の田植え体験で生産者と消費者をつなぐ JA全農みえ2025年4月30日
-
東北電力とトランジション・ローンの契約締結 農林中金2025年4月30日
-
【'25新組合長に聞く】JA新潟市(新潟) 長谷川富明氏(4/19就任) 生産者も消費者も納得できる米価に2025年4月30日
-
大阪万博「ウガンダ」パビリオンでバイオスティミュラント資材「スキーポン」紹介 米カリフォルニアで大規模実証試験も開始 アクプランタ2025年4月30日
-
鳥インフル 米デラウェア州など3州からの生きた家きん、家きん肉等 輸入停止措置を解除 農水省2025年4月30日
-
埼玉県幸手市で紙マルチ田植機の実演研修会 有機米栽培で地産ブランド強化へ 三菱マヒンドラ農機2025年4月30日
-
国内生産拠点で購入する電力 実質再生可能エネルギー由来に100%切り替え 森永乳業2025年4月30日
-
外食需要は堅調も、物価高騰で消費の選別進む 外食産業市場動向調査3月度 日本フードサービス協会2025年4月30日
-
キウイブラザーズ新CM「ラクに栄養アゲリシャス」篇公開 ゼスプリ2025年4月30日
-
インドの綿農家と子どもたちを支援「PEACE BY PEACE COTTON PROJECT」に協賛 日本生協連2025年4月30日