名古屋都市圏の大規模生産法人「アグリベース辻」一部株式を取得 ヤマタネ2025年6月10日
ヤマタネは、6月6日開催の経営会議で有限会社アグリベース辻(三重県員弁郡東員町)の株式の一部取得について決議し、同日付けで株式譲渡契約書を締結した。
ヤマタネグループは、今年度からスタートした中期経営計画「ヤマタネ2028プラン」で、食品カンパニーにおける事業戦略としてバリューチェーンの拡大を目指し、川上(生産)への進出を進めている。2024年9月には同社グループ初の農業生産法人 株式会社ブルーシード新潟を設立し、稲作を含む「複合経営」による農業の高収益モデルの確立を目指している。
アグリベース辻は、三重県東員町で約100haの営農規模を誇る大規模生産法人。名古屋駅から車で40分程度の名古屋都市圏に位置し、工業団地・ベッドタウンなど消費地に近く、近隣からの作業委託ニーズが多いなど拡大余地がある。また、コメや麦、大豆のほか、園芸作物の生産など複合経営による通年で営農を実践しているほか、大型農機や自社ライスセンターなどの設備を駆使した効率的な生産を実現している。
このほど、ヤマタネとブルーシード新潟との共同出資によりアグリベース辻の株式を一部取得。大規模営農により安定した経営を実践している同社との経営・技術両面における連携により、さまざまなシナジー効果の創出が見込まれる。
具体的にはアグリベース辻が持つ大規模営農ノウハウのブルーシード新潟での活用、中部以西での拠点構築によるヤマタネグループとしてのコメビジネスの拡大など。また、ブルーシード新潟で取り組んでいる試験的な取り組みを同社に展開することも検討。今回の連携をもとにヤマタネグループが目指す持続可能な営農モデルの確立を加速させる。
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