農業由来J-クレジット活用「CO2ゼロSTAY」取り扱い開始 JTBコミュニケーションデザイン2025年6月13日
JTBコミュニケーションデザイン(JCD)は、宿泊によるCO2排出相当量をカーボン・オフセットするサービス「CO₂ゼロSTAY」において、農業由来のJ-クレジットを活用した新たな取り扱いを開始。宿泊者はCO2排出の相殺とともに、農業の温室効果ガス削減や生産者支援にもつながる選択肢を持つことが可能になる。
提供イメージ
「CO₂ゼロSTAY」は、ホテルや旅館などに宿泊することで生じたCO2排出相当量をカーボン・オフセットできるサービス。これにより、宿泊施設においては自社で設定することが難しかった環境配慮型オフセットプランの設定が可能となる。また、プランの利用客にはオフセット証明書を渡すこともできる。
取り組みの第一弾として、藤田観光の新宿ワシントンホテル本館と同ANNEX(別館)で、農業由来のJ-クレジットを活用した宿泊プラン(農業応援CO₂ゼロSTAYプラン)の販売が、6月10日から始まった。同プランでは、温室効果ガスの一種であるメタン排出の削減に貢献する「水稲栽培における中干し期間延長」の方法論を用いて生産された「蛍の里くびき米」(新潟県産コシヒカリ)を宿泊者に提供する。
この取り組みは、温室効果ガスの排出量削減や創出されたJ-クレジットの流通による新たな農業モデルの構築を目指すNTTコミュニケーションズと新潟県上越市の農業法人・蛍の里の協力で実現した。
「CO₂ゼロSTAY」は、2023年のサービス開始以降、全国107か所の宿泊施設で導入され、累計約13万人泊に利用(6月現在)。また、「第1回 JATA SDGsアワード」経済・産業部門「優秀賞」、「第7回 ジャパン・ツーリズム・アワード」入賞など、観光業におけるサステナブルな取り組みとして評価されている。
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