アサガオの日持ち2倍に 農研機構2014年7月4日
老化調節の遺伝子特定
農研機構は、アサガオの花の寿命(老化)を調節する遺伝子を特定した。この遺伝子の働きを抑えたアサガオの花は寿命が約2倍に延びた。
いくつかの種類の植物では、エチレンが花弁の老化を早める働きを持っていることが知られているが、エチレンと関係ない植物も多く存在する。
同機構はエチレンの影響を受けにくいアサガオ品種の「紫」を使い、花弁の老化時に発現量が増える遺伝子(EPHI)に注目した。
この遺伝子の発現を抑制した組換え体では、花弁のしおれが始まるまでの時間が、通常の約2倍かかった。また組換え体では、栽培室内で2日目の朝(開花後約24時間)まで咲いており、当日の朝に咲いた花と同時に鑑賞できたという。
同じくエチレンの影響を受けにくい花にユリやチューリップなどがあり、研究が進むと、現在、長時間の流通が困難な切り花の品質保持の新技術開発につながると期待される。
(写真)
開花後24時間後のEPHI発現抑制の組換え体のアサガオ
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