ネットを使って次世代就農者の技術習得 2015年8月6日
NECソリューションイノベータ(株)
NECソリューションイノベータ(株)は、8月1日から、新規就農者のための学習支援システム等をクラウドサービスで提供、販売している。利用者はタブレットなどを利用し、圃場で学習教材を反復しながら作業の確認が行え、早期に栽培技術習得を目指すことができる。
就農者の高齢化と後継者不足の課題の一つとして、新規就農者の農業経営知識や栽培ノウハウ不足があげられる。これを解決するため、熟練生産者の勘と経験をマニュアル化し、クラウドサービス(ネットでサービスを利用者に提供すること)で提供していく。
学習支援システムでは、営農指導者らが実際の作業を想定しながら作物をスマホ等のカメラで記録し、要点をまとめ学習教材を作成できる。利用者は写真を確認しながら、営農指導者らが作成した一問一答などの問題に答え、学習していく。教材を活用するのみで、営農指導者らと利用者との間にやりとりは行わない。
また営農指導システムでは、圃場データや生育状況などのデータを一元管理し、営農指導員がデータを元に栽培技術指導ができるようになっている。SNS機能がついているので、営農指導員や生産者同士とのやりとりが可能だ。
生産原価管理サービスでは、データ管理を一元的に行い、原価分析をすることができるため、新規就農者も容易に経営管理することができる。決算処理はできない。
価格と販売開始時期は以下の通り。
・NEC農業技術学習支援システム:初期費用7万円~、価格(税別)月7万円~、販売開始時期:8月1日
・NEC営農指導支援システム:初期費用10万円~、価格(税別)月8万円~、販売開始時期:8月1日
・NEC生産原価管理サービス:初期費用は別途見積もり、価格(税別)月2万5000円~(1ユーザ)、販売開始時期:10月1日
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