台風被害地域は病害に注意 病害虫予報7号2016年9月23日
農水省は9月20日、「平成28年度 病害虫発生予報第7号」を公表した。
15日付けに気象庁が公表した1か月の予報では、気温は全国的に高く、降水量は西日本、沖縄・奄美で多雨、東日本で平年並みか多い。また日照時間は東日本、西日本、沖縄・奄美で平年並みか少ないと予想している。
8月下旬から9月上旬に台風被害のあった地域は、病害が発生しやすくなっているため、注意を喚起している。
詳しい予報については次の通り(表の赤字は、各地の平均値より多い予想、黒字は平年よりやや多いと予想される地域)。
【水稲】
斑点米カメムシ類が多くの地域で多い、やや多いと予想されており、6月中旬から9月16日までの間で13県(のべ15件)で注意報が発表されている。
またトビイロウンカの注意報が9月8日に鹿児島県で発表されている。これは9月下旬以降に急速に個体数が増加し、坪枯れなどの被害症状で発生が確認されることがあるため注意が必要。
【大豆】
ハスモンヨトウは9月16日現在で10県で注意報が発表されている。
【野菜・花き】
ヨトウムシ類が9月16日現在で11県(のべ13件)で注意報を発表している。
タバコガ類の注意報を2日に徳島県、6日に香川県で発表されている。
イチゴ炭そ病の注意報が1日に長崎県で発表されている。
【果樹・茶】
果樹カメムシ類は8日に佐賀県で注意報が発表されている。
モモせん孔細菌病は8月31日に和歌山県で注意報が発表されている。
【その他】
8月23日以降、都道府県が発表している警報はない。
特殊報は次の通り。
▽8月26日 新潟県:スイカ炭腐病、スイカ黒点根腐病
▽9月2日 愛知県:ブルーベリータマバエ(仮称)
▽7日 香川県:ビワでビワキジラミ
▽12日 島根県:シクラメンえそ斑紋病(INSV)
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