小型で簡便な花蕾採取機を開発 農研機構2019年4月24日
農研機構は、果樹の花粉採取作業を大幅に省力化できる花蕾採取機を開発した。生産性向上の障害となっている採花作業を機械化できることから、国産果実の安定生産に必要な花粉の国内自給率向上に期待がかかる。
新たに開発された花蕾採取機は、伸縮する把持棒の先端にブラシ状に配置したコードを取り付け、小型モータで高速回転させる構造。樹冠下にシートを敷設し、回転するコードを花そうに当てて花蕾を落とし、最後にシート上の花蕾を回収する。
手作業と比べると、作業時間でスモモは約7割、ナシで約8割を削減するという。
従来の花粉採取作業は、採花、葯採取、葯ふるい、開葯、精選の順に行われる。おおむね機械化が進んでいるが、採花作業は人手による人海戦術で行われていることから、生産性の向上を図るため、花蕾採取機が開発された。
今後は実用規模での試験を行い、2020年度以降の実用化をめざす。また、花粉採取作業以外への適用の可能性を調査し、開発機に適した作業、樹種、栽培様式について検討する予定。
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