縦型水耕栽培システムの外販開始 新規取扱代理店募集中 グリーンリバーホールディングス2020年3月12日
IoTを活用した農業を推進するグリーンリバーホールディングス(福岡市博多区)は、独自開発した縦型水耕栽培装置「3D高密度栽培バイグロウシステム」の外部への販売を始め、新規取扱代理店の募集も開始した。
バイグロウを使ったレタス栽培
同社は、これまで福岡県をはじめとする全国6拠点でIoTを活用したスマートアグリファクトリーの建設と運営を、傘下のグリーンラボを通じて行ってきた。
栽培に使われる設備はグリーンラボが開発した、縦型水耕栽培プランター「バイグロウ」システムで、高さ150cmのプランターの両面にハーブ類で18株の苗が定植できる栽培方法。一般的な露地栽培と比較して同一面積当たり30倍程度の収穫が可能になる。
葉物野菜全般に対応する水耕栽培法での「バイグロウ」に養液、湿度、温度などを遠隔制御することで、従来の農業と比較して簡易な管理で栽培している。また、ほ場の状況もモバイル端末やパソコンで遠隔管理を行うことで効率の良い栽培管理が可能になる。
これまで「バイグロウ」システムを使った栽培は、同社のスマートアグリファクトリー内で活用されていたが、全国の農業従事者や農業資材取り扱い企業からの問い合わせが少なくなかった。そこで、全国への普及を進めるため、代理店を通じた外販も行うことで縦型水耕栽培の普及と促進を図っていく。
今後、同社では代理店希望企業に向けての説明会を随時実施し、営業アプローチを開始する。また、栽培に関してのコンサルティングやバイグロウで生産された農産物の販売サポートも行う予定。
写真中段:縦型水耕栽培装置バイグロウ
写真下段:栽培中のハーブの様子
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日