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世界初 300g超大型リーフレタス商用栽培の人工光植物工場を提供 クレオテクノロジー2020年4月7日

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 低価格で大型のリーフレタス栽培を実現する完全人工光・全自動植物工場とその栽培ノウハウを提供する新会社、クレオテクノロジー(埼玉県滑川町)が設立された。

クレオテクノロジーロゴ
 同社は、独自の栽培方法「クレオファーム」により、一株あたり300グラムを超える大型リーフレタスの栽培を実現する完全人工光・全自動植物工場の開発に成功。従来技術より1キロあたりの栽培コストを4割削減する。

クレオテクノロジー植物工場で栽培した3種類のリーフレタス 例年の天候不順により、人工光植物工場への期待は高まる中、現状は「栽培コストが高く販路が広がらない」「リーフレタスの品質が悪く用途が広がらない」などさまざまな課題がある。

 同社は、まず日産50キロの栽培を可能にする、「クレオファームソロ(仮称)」の提供を4月より開始。あわせて、「クレオファームマルチ(仮称)」の開発を本年度中に完了し、日産1トン以上の栽培を可能にする大規模植物工場を来年度から提供する。

「クレオファームソロ」の外観 さらに、栽培状況を遠隔で監視するIoTセンサーによる監視サービスを開始し、独自の高効率・高品質レタスの栽培技術で特許を申請予定。植物栽培におけるソリューションサービスの開発・提供に取り組む。

 同社の三宅泰正社長は「やっと需要家の期待に応えた、高品質・低コストの完全人工光植物工場を提供できる準備が整った。植物工場での一般的な育成方法から一線を画する新しい栽培方法を実現し、世界でも類を見ない一株あたり最大の人工光リーフレタスを提供していく」と話している。

 同社は、養液栽培専門の株式会社クレオの技術をベースに設立。植物工場「クレオファーム」とコンサルティングサービスの提供を開始し、千葉大学と三菱ケミカルアグリドリームと提携し、植物工場の栽培技術開発を行っている。

 初年度より複数棟の植物工場の竣工を見込み、3年累計で20億の売上をめざす。

 
写真:クレオテクノロジー植物工場で栽培した3種類のリーフレタス(上)「クレオファームソロ」の外観

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