地域産業支援プログラム表彰で優秀賞を受賞 農研機構2020年10月22日
地域産業支援に係る優れた取り組み等を表彰する「第9回地域産業支援プログラム表彰」(イノベーションネットアワード2020)の、地域産業支援プログラム優秀賞を農研機構が受賞した。

受賞事業は「周年マルチ点滴かん水同時施肥法(マルドリ方式)の開発および技術導入・運営支援による高収益カンキツ経営の実現」(申請代表者:西日本農業研究センター傾斜地園芸研究領域長の吉岡照高氏)。
農研機構は高品質なカンキツ果実の安定的生産や省力化、軽労化を目的に、カンキツの高品質果実生産技術である「シートマルチ栽培」の欠点である、かん水や施肥作業の繁雑さや過乾燥による樹体の衰弱問題を解決する「マルドリ方式」を開発。
さらに、各県農業試験場やJA等の生産者団体と連携した現地実証試験により、同技術による高品質果実生産技術を確立し、栽培管理マニュアルの作成や講習会等の普及活動を通じて技術移転を進めてきた。

近年では、技術導入コストの削減やブランド化による収益向上を図るため、複数の生産者が共同で施設、設備を利用・管理する「団地型マルドリ方式」を開発し、地域ブランドの確立や生産者の意識改革につなげてきた。
今回の受賞は、「マルドリ方式」の実用化に向けた一連の活動が、地域産業の振興・活性化を促進する取り組みとして高く評価されたことによる。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(150)-改正食料・農業・農村基本法(36)-2025年7月12日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(67)【防除学習帖】第306回2025年7月12日
-
農薬の正しい使い方(40)【今さら聞けない営農情報】第306回2025年7月12日
-
【注意報】水稲に斑点米カメムシ類 県下全域で多発のおそれ 茨城県2025年7月11日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 新潟県2025年7月11日
-
【注意報】果樹に大型カメムシ類 果実被害多発のおそれ 北海道2025年7月11日
-
【注意報】果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 福島県2025年7月11日
-
【注意報】おうとう褐色せん孔病 県下全域で多発のおそれ 山形県2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】出会いの大切さ確信 共済事業部門・全国共済農協連静岡県本部会長 鈴木政成氏2025年7月11日
-
【第46回農協人文化賞】農協運動 LAが原点 共済事業部門・千葉県・山武郡市農協常務 鈴木憲氏2025年7月11日
-
政府備蓄米 全農の出荷済数量 80%2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA加賀(石川) 道田肇氏(6/21就任) ふるさとの食と農を守る2025年7月11日
-
【'25新組合長に聞く】JA新みやぎ(宮城) 小野寺克己氏(6/27就任) 米価急落防ぐのは国の責任2025年7月11日
-
(443)矛盾撞着:ローカル食材のグローバル・ブランディング【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月11日
-
【2025国際協同組合年】協同組合の父 賀川豊彦とSDGs 連続シンポ第4回第二部2025年7月11日
-
米で5年間の事前契約を導入したJA常総ひかり 令和7年産米の10%強、集荷も前年比10%増に JA全農が視察会2025年7月11日
-
旬の味求め メロン直売所大盛況 JA鶴岡2025年7月11日
-
腐植酸苦土肥料「アヅミン」、JAタウンで家庭菜園向け小袋サイズを販売開始 デンカ2025年7月11日
-
農業・漁業の人手不足解消へ 夏休み「一次産業 おてつたび特集」開始2025年7月11日
-
政府備蓄米 全国のホームセンター「ムサシ」「ビバホーム」で12日から販売開始2025年7月11日