100以上の花つける「ウワミズザクラ」発見 研究素材や花木利用に期待 森林総合研究所2021年10月21日
森林研究・整備機構森林総合研究所と戸隠とがくしを知る会は、ウワミズザクラの新品種を発見し、「フサザキウワミズザクラ」と命名した。新品種は、発見した長野県のほか、宮城県から京都府の広い地域でも存在。果樹育種などの研究素材や新たな花木としての利用が期待される。
フサザキウワミズザクラ(左)とふつうのウワミズザクラの花序
「フサザキウワミズザクラ」は、長野県長野市の自然林から発見された。ウワミズザクラは長さ8〜10センチの花序軸に20〜50個の花を1本の花序軸につけるが、フサザキウワミズザクラは花序軸がさらに分枝して、それぞれに花をつけるのが特徴。1つの花序に全体で100個を超える花をつけることもあった。
フサザキウワミズザクラが開花している様子
調査を進めると、このような花をつける個体は、宮城県から京都府にかけて広い範囲でも見られることがわかった。花序の変異を示す学術上の貴重な存在であることに加え、果樹育種などの研究素材や新たな花木として利用が期待される。「フサザキウワミズザクラ」は、新しい品種として10月20日発行の「植物研究雑誌96巻5号」に発表された。
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