過去10年で最高 トマトにタバココナジラミ 県北部で発生 徳島県2021年11月1日
徳島県病害虫防除所は、コナジラミ類(主にタバココナジラミ)の発生を県北部地域で確認。これを受け、10月29日に病害虫発生予察注意報第4号を発令した。
タバココナジラミ成虫(写真提供:徳島県病害虫防除所)
トマトとミニトマトについて、10月26日、27日に行った10月6半旬の巡回調査の結果、タバココナジラミを主とするコナジラミ類の発生圃場率が100%、寄生葉率が19.9%と平年(66.3%、4.2%)に比べて高く、いずれもコナジラミ類の発生が過去10年と比較して最も高くなっている。
同防除所では次のとおり防除対策を呼びかけている。
〇施設内への侵入を防ぐため、開口部は防虫ネット等(目合い0.4mm以下)で覆い、外部からの侵入を防止する。
〇高密度になると防除が困難となるため、発生初期から防除を行う。
〇花粉交配用昆虫等の有用生物を利用している場合は、影響日数に注意して農薬を使用する。
〇タバココナジラミは黄化葉巻病の原因であるウイルス(TYLCV)や黄化病の原因であるウイルス(ToCV)を媒介する。ウイルス病発病株は見つけ次第抜き取り、ハウス外に持ち出し適切に処分する。
〇防除等の詳細については、徳島県植物防疫指針を参照するとともに、薬剤の使用に当たっては、必ず農薬ラベル記載事項を遵守する。
タバココナジラミ幼虫(写真提供:徳島県病害虫防除所)
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