オーガニック野菜の生産性を2倍に「インドネシア農業での栽培実験報告会」開催 太陽油化2021年11月29日
株式会社太陽油化は12月9日、オーガニック野菜の生産性を2倍にする「東京8」による、微生物製剤ビジネスの新しい可能性を示す「インドネシア農業での栽培実験報告会」をオンラインで開催する。
「東京8」を利用したインドネシアでの栽培実験を報告
汚水汚泥の中間処理業者である太陽油化は、微生物のパワーで農産物生産性を向上させる「東京8」を開発し、インドネシアにおける稲作、トマト、じゃがいも、長ねぎなどの栽培に取り組んでいる。製品としての「東京8」で利用している微生物は汚泥由来ではなく、完全に隔離された中で純粋に培養し直した微生物による製品。日本では「肥料」として登録されており、有機資材登録申請中。
同社は、1963年にオイルリサイクルで創業し、1989年から東京23区内の地下街や高層ビルなどの汚水処理施設で蓄積される汚泥の中間処理に取り組んできた。汚泥処理は微生物の働きが有効であることから微生物の研究を続けた結果、単独固有の微生物ではなく集団として微生物=集団微生物の中に特殊な効果を発揮する集団を発見。さらに、その集団微生物の用途開発に取り組んできた。
汚泥浄化に即効性を発揮する微生物集団は、消臭効果にも優れ、消臭剤を開発する傍ら、日本古来の微生物の活用方法の一つである農地への応用を進めてきた。
農業向けに完成した商品「東京8」は、日本国内でも野菜の栽培に実験レベルで効果を発揮しているが、さらに可能性を追求するため、知的財産の海外展開の実績があるビジネスデザインファームの株式会社アセンティア・ホールディングス(神戸市)と提携し、ASEAN各国での可能性を調査。2021年8月から海外向けの試験栽培をインドネシアで開始した。
当初、稲作のみの実験予定が著しい効果を見せたため、いろいろな作物で実験を行い、収穫量アップや収穫機関の短縮などの結果が得られたため、このほど報告会を開催することとなった。
報告会はZOOMウェビナーで15時から開催。参加無料。事前申し込み制。
重要な記事
最新の記事
-
【欧米の農政転換と農民運動】環境重視と自由化の矛盾 イギリス農民の怒りの正体と運動の行方(2)駒澤大学名誉教授 溝手芳計氏2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 佐賀県2024年4月26日
-
【注意報】麦類に赤かび病 県内で多発のおそれ 熊本県2024年4月26日
-
【注意報】核果類にナシヒメシンクイ 県内全域で多発のおそれ 埼玉県2024年4月26日
-
【注意報】ムギ類に赤かび病 県内全域で多発のおそれ 愛知県2024年4月26日
-
「沖縄県産パインアップルフェア」銀座の直営飲食店舗で開催 JA全農2024年4月26日
-
「みのりカフェ博多店」24日から「開業3周年記念フェア」開催 JA全農2024年4月26日
-
「菊池水田ごぼう」が収穫最盛期を迎える JA菊池2024年4月26日
-
「JAタウンのうた」MV公開 公式応援大使・根本凪が歌とダンスで産地を応援2024年4月26日
-
中堅職員が新事業を提案 全中教育部「ミライ共創プロジェクト」成果発表2024年4月26日
-
子実用トウモロコシ 生産引き上げ困難 坂本農相2024年4月26日
-
(381)20代6割、30代5割、40/50代4割【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2024年4月26日
-
【JA人事】JA北つくば(茨城県)新組合長に川津修氏(4月20日)2024年4月26日
-
野菜ソムリエが選んだ最高金賞「焼き芋」使用 イタリアンジェラートを期間限定で販売2024年4月26日
-
DJI新型農業用ドローンとアップグレード版「SmartFarmアプリ」世界で発売2024年4月26日
-
「もしもFES名古屋2024」名古屋・栄で開催 こくみん共済coop2024年4月26日
-
農水省『全国版畜産クラウド』とデータ連携 ファームノート2024年4月26日
-
土日が多い曜日まわり、歓送迎会需要増で売上堅調 外食産業市場動向調査3月度2024年4月26日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 一時輸入停止措置を解除 農水省2024年4月26日
-
淡路島産新たまねぎ使用「たまねぎバーガー」関西・四国で限定販売 モスバーガー2024年4月26日