無動力の揚水ポンプを開発 農研機構2013年9月19日
農研機構農村工学研究所は水流のみで駆動する揚水ポンプ(同軸メカニカルポンプ)を開発した。コスト削減やCO2削減に役立つ技術として期待される。
新たに開発したポンプは農業用水路の側面に設置するもの。水路からほ場に水を流す際の水流で羽根を回転させ、水を高い位置へと押し上げる仕組みだ。水路内の水位より1?2m高いところへ、毎分100?350リットルの水をあげることができる。
これまでの揚水設備は、ガソリンや電気などの動力が必要なものが主流だったが、このポンプは水流だけで揚水することができるので、コスト削減や環境負荷の軽減につながる。また、既存の樋管式分水工につなぐだけで大規模な改修工事なども必要なく、簡単に設置できるのも特徴だ。
農研機構では、今後、樋管式分水工だけでなく用水路途中の放流施設などへの導入も検討しており、「用水路の改修や新たな水利事業で、用水路の路線計画や用水管理の効率化に貢献できる」と期待している。
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