平成27年3月期減収増益決算発表 朝日工業2015年5月12日
次期新社長に村上政徳氏
景気は回復基調にあり、同社グループの業績に影響する建設需要は堅調に推移したものの、建設工事の着工遅れが引き続き発生している。
この結果、当連結会計年度における売上高は354億9400万円(前会計年度比18.6%減)、営業利益は4億900万円(前会計年度営業損失5億6200万円)経常利益は3億4800万円(同前年度経常損失6億4100万円)、当期純利益は5億4900万円(同前年度当期純損失110億9300万円)となった。
農業資材事業の主力である肥料事業は、家畜糞などの堆肥を原料とした有機質肥料「エコレット」の販売が拡大したが、消費増税前の前倒し出荷の影響が大きく、減収となった。
園芸事業では、ホームセンターへの販売が拡大、販売ブロック毎に物流拠点を構築し、コスト抑制に取り組んだ。種苗事業では、大玉トマト「アニモ」の改良品種の開発に努め、新商品カボチャ「プリメラ」の販売を開始した。乾牧草事業では、販売エリアの拡大に取り組んだ。
(写真)決算説明する赤松清茂社長
この結果、農業資材事業の売上高は130億1800万円(前会計年度比11.0%減)、セグメント利益は9億8000万円(同前年度比36.0%減)となった。
通期の連結業績見通しは、売上高374億円(前連結会計年度比5.4%増)、営業利益は16億5000万円(同303.1%増)、当期純利益は14億円(同154.7%増)を見込んでいる。
また同社は、4月24日開催の取締役会において、代表取締役の異動を内定した。5月1日に同社特別顧問に就任した村上政徳氏が、6月25日開催予定の定時株主総会、取締役会において新社長に、現社長の赤松清茂氏は相談役に就任する予定だ。
同社は、2015年3月期における黒字化と今後の業績回復の見通しがたったことから、新体制で中3計画を策定し、事業を推進していく方針だ。
(写真)村上政徳次期社長
◎新代表取締役略歴(平成27年6月25日就任予定)
・氏名:村上政徳(むらかみまさのり)
・生年月日:1955年12月25日
・最終学歴:1978年3月 東京大学法学部卒業
・1978年4月 (株)日本興業銀行入行
・2007年4月 (株)みずほフィナンシャルグループ執行役員
・2009年4月 興和不動産(株)常務執行役員
・2012年10月 新日鐵興和不動産(株)常務取締役
・2013年4月 保土谷化学工業(株)常務執行役員
・2015年5月 朝日工業(株)特別顧問
・2015年6月 朝日工業(株)代表取締役就任予定
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