売上高3.8%増 19年12月期決算短信 クボタ2020年2月18日
クボタは2月14日、2019年12月期の決算短信を発表した。
売上高は、1兆9200億円で前期比3.8%増。国内売上高は、官公需関連を中心とする水・環境部門が環境関連製品の大幅増やダクタイル鉄管の伸長などにより増加したほか、機械部門も農業機械やエンジンなどが堅調に推移したため、前期比480億円(8.3%)増の 6254億円となった。
海外売上高は前期比217億円(1.7%)増の1兆2947億円。米国での緩やかな景気拡大を背景にトラクタや建設機械が伸長した。海外売上高比率は前期比1.4ポイント低下し、67.4%となった。
営業利益は2017億円で、前期比123億円(6.5%)増。
部門別の状況は次のとおり。
機械部門の売上高は前期比2.9%増加して1兆5726億円。これは売上高全体の81.9%を占める。国内売上高は前期比3.8%増の3206億円となった。農業機械やエンジンが増加したほか、台風の影響により生産・出荷の遅れが発生した建設機械についても前期を上回った。
海外売上高は前期比 2.7%増の1兆2520億円。北米では、需要が堅調に推移したほか、2018年の台風の影響により一部製品の出荷時期が前期から当期にずれ込んだことや建設機械の新機種投入効果などにより、建設機械及びトラクタが大幅に増加した。同部門のセグメント利益は前期比1.8%増加して2045億円。
パイプインフラ関連製品など水・環境部門の売上高は、前期比8.0%増の3157億円。売上高全体の16.4%を占めた。
国内売上高は前期比14.7%増の2735億円。パイプインフラ関連製品はダクタイル鉄管や工事事業が伸長。環境関連製品は福島県双葉町での廃棄物処理施設建設の売上により大幅に増加した。
海外売上高は中東向けのダクタイル鉄管や中国の浄化槽などが減少したため前期比21.6%減の423億円。同部門のセグメント利益は前期比34.5%増の267億円となった。
その他部門の売上高は前期比4.1%増の316億円となり、売上高全体の1.7%を占めた。同部門のセグメント利益は前期比20.2%増の36億円となった。
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