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省力化目指す水田センサー開発に関する実証実験で成果報告ーIIJ2020年6月12日

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インターネット接続サービス大手の(株)インターネットイニシアティブ(IIJ)は6月10日、農林水産省の平成28年度公募事業「革新的技術開発・緊急展開事業」で受託した「低コストで省力的な水管理を可能とする水田センサー等の開発」の実証実験結果をまとめ、農研機構に報告したと発表した。



実証実験は、共同研究グループである「水田水管理ICT活用コンソーシアム」のメンバーとして、静岡県袋井市・磐田市にある約75haのほ場において、2017年度から2019年度まで実施。3年間の実証実験で得られた水管理省力化、経済効果、今後の課題などを、コンソーシアムの研究代表機関であるIIJが取りまとめた。

実証実験は、IoTセンサーで水田の水位・水温を測定し、無線基地局経由でクラウドにデータ送信。測定データを遠隔監視し、自動給水弁を遠隔操作して水位をコントロールできる「ICT水管理システム」を開発・運用した。実験場となったほ場に、水位センサー300基、自動給水弁100基を設置し効果を検証した。

その結果、移動距離や作業時間を大幅に削減できる成果が得られた。

水管理にかかる移動距離(農業経営体A)は、システム導入前に12.8kmだったが導入後は6.6kmとほぼ半減。水管理にかかる時間(同A・B)も、システム導入前に比べ7~8割削減できた。

さらに、普及に向けた調査(静岡県稲作研究会の28経営体が回答)では、県内大規模経営体の6割が水田センサーや自動給水弁の導入を希望していることが判明。導入にあたっては、運営コスト、いたずら・盗難、修理保守対応などの課題があがった。

今後期待される効果として、ICTを活用した水管理時間の大幅な縮減により、空き時間でさらに多くの耕作地の管理やきめ細やかな栽培管理が可能となることが見込まれる。経営大規模化、収穫量の増加や品質の向上により、農家の競争力も高まる。

さらに、上流から末端まで一体的な水管理ができ、給水時間を分散することで用水路の効率的運用を実現する。

今回の実証実験を基に、静岡県では今後水田の排水管理や河川水位の観測など、農村地域でのICT活用が拡大することを期待。磐田市・袋井市に加え、三島市でも効果検証を実施するほか、ほ場の排水側の遠隔制御や豪雨時の洪水貯留機能の検証を実施する。

【IoTを活用したスマート農業実証事業について(成果報告サマリー)】

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