ゼロアグリ展開するルートレック・ネットワークスが3社に第三者割当増資2020年6月30日
人工知能(AI)を活用した潅水施肥ロボット「ゼロアグリ」を開発・販売する(株)ルートレック・ネットワークスは、(株)農林漁業成長産業化支援機構、(株)オプティム、JA三井リース(株)の3社を引受先とした第三者割当増資を行い、2億6000万円の資金調達を実施した。
ゼロアグリ
今回の増資により、自動潅水・施肥制御技術の高度化と月定額サービス(サブスクリプション)の導入を行い、スマート農業事業を加速する。また、出資各社との事業提携により、新たなデジタル社会における持続型農業にも注力する。
ゼロアグリは、パイプハウス向けの土壌環境制御システム。日射量や土壌水分量、EC値といったセンサー情報を元に独自のアルゴリズムを用いて、作物が必要とする水と肥料を自動で供給する。土壌水分量が安定することで作物へのストレスが減り、収量増大と品質改善、生産安定化による生産者の収益向上を実現する。また、生産者の潅水施肥時間省力化も実現し、規模拡大に貢献する。
(株)ルートレック・ネットワークスは、2010年に総務省広域連携事業である「ICTを利活用した食の安心安全構築事業」に採択されたことを契機に、スマート農業事業に参入した。2013年からゼロアグリの提供を開始し、これまで全国の農家・農業試験場に累計240台以上を導入した。2018年には、第4回日本ベンチャー大賞(農業ベンチャー賞農林水産大臣賞)も受賞している。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(140)-改正食料・農業・農村基本法(26)-2025年5月3日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(57)【防除学習帖】第296回2025年5月3日
-
農薬の正しい使い方(30)【今さら聞けない営農情報】第296回2025年5月3日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】「盗人に追い銭」「鴨葱」外交の生贄にしてはならぬ農産物2025年5月2日
-
【2025国際協同組合年】情報を共有 協同の力で国際協力 連続シンポスタート2025年5月2日
-
イネカメムシが越冬 埼玉、群馬、栃木で確認 被害多発の恐れ2025年5月2日
-
九州和牛をシンガポール人に人気のお土産に 福岡空港で検疫代行サービスを開始 福岡ソノリク2025年5月2日
-
就労継続支援B型事業所を開設し農福連携に挑戦 有機農家とも業務提携 ハピネス2025年5月2日
-
宮崎ガス「カーボン・オフセット都市ガス」 を県庁などに供給開始 農林中金が媒介2025年5月2日
-
5月29日から「丸の内 日本ワインWeeks2025」開催 "日本ワイン"を学び、楽しむ3週間 三菱地所2025年5月2日
-
協同心の泉 大切に 創立記念式典 家の光協会2025年5月2日
-
【スマート農業の風】(14)スマート農業のハードルを下げる2025年5月2日
-
(433)「エルダースピーク」実体験【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年5月2日
-
約1cm程度の害虫を強力捕獲「吊るしてGET虫ミニ強力タイプ」新発売 平城商事2025年5月2日
-
農中情報システム 自社の導入・活用のノウハウを活かし「Box」通じたDX支援開始2025年5月2日
-
洗車を楽しく「CRUZARD」洗車仕様ホースリールとノズルを発売 コメリ2025年5月2日
-
戦後80年の国際協同組合年 世代超え「戦争と平和」考える パルシステム神奈川2025年5月2日
-
生協の「地域見守り協定」締結数 全市区町村数の75%超の1308市区町村に到達2025年5月2日
-
ムコ多糖症ニホンザルの臨床徴候改善に成功 組換えカイコと糖鎖改変技術による新型酵素2025年5月2日
-
エフピコ×Aコープ「エコトレー」など積極使用で「ストアtoストア」協働を拡大2025年5月2日