売上高は1909億円 三和ホールディングス第2四半期決算2020年11月6日
三和ホールディングスは10月30日、2021年3月期第2四半期連結決算を発表した。
売上高は1909億4900万円(前年比4.1%減)、営業利益957億9000万円(同13.4%減)、経常利益906億9000万円(同15.9%減)、新会社株主に帰属する四半期純利益は580億7000万円(同16.4%減)。コロナ禍において売上、各利益ともに期初予想を上回ったが、連結実績は減収減益となった。
コア事業の基本戦略として、国内では各事業分野でのポジション確立による「動く建材企業」としての成長と事業拡大に向けた体制強化を図るとともに、昨年買収した鈴木シャッターとのシナジー創出に注力した。
米国では基幹事業の維持・拡大とともに、周辺事業分野に参入。欧州では、産業用製品の更なる拡大と欧州全体のデジタル化の推進を図り、昨年買収したロバスト社とのシナジー創出に取り組んだ。
11月2日に開催したオンライン決算説明会で高山靖司社長が、コロナ禍における同社グループの状況について「工場の操業停止や現場の中断等の直接的な影響は限定的だった」と説明。その上で経済活動の再開に伴い、需要は当初想定以上に回復してきているものの、下期以降の動向には不透明感が残るとし、今後の感染再拡大で再び経済活動の制限も懸念されると話した。
2021年3月期通期については、連結業績予想の上方修正を発表。売上高は前年比4.6%減(前回予想比300億円増)の4200億円、営業利益は同12.3%減(同80億円増)の300億円、経常利益は同13.4%減(同80億円増)の290億円、親会社株主に帰属する当期純利益は同16.8%減(同55億円増)の180億円としている。
※高山靖司社長の「高」の字は本来異体字です。
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