量産しやすいダリアの新品種「ホットピンクオセロ」共同開発 frantolive2022年11月16日
生花の卸販売・定期宅配などを手がけるfrantolive(フラントリーブ)は、ダリアの新品種「ホットピンクオセロ」を大田花き、ミヨシほか2社で共同開発。2023年から本格的な市場出荷が開始。
ダリアの新品種「ホットピンクオセロ」
「ホットピンクオセロ」は、一般家庭需要に向けた小ぶりで手ごろな価格のダリアで、 frantoliveの調べによると市場取引価格は一般的なダリアの約3分の1の価格となっている。従来のダリアは高級で日持ちが限られており、イベントでの利用がメインだったが、「ホットピンクオセロ」は、一般家庭でも気軽に楽しめるダリアとして開発。サイズは一般的なダリアが8~15センチであるのに対し、「ホットピンクオセロ」は5センチ程度で、花持ちが良い品種を選定した。
色も家庭需要の高いものを選定。一般家庭向けの定期宅配サービスを運営するfrantoliveが過去のデータに基づき、本来は育種段階で品種選定時に選ばれなかった素材の中から、家需要に適した特性や色を掘り起こして採用した。
花農家が長期的に安定して運営しやすい
また、従来のダリアは1株から年間15本程度しか出荷できない規格で市場価格が高い。購入できる生花店が限られる上、相場の乱高下が激しく、相場が下がっている時は栽培コストに見合わない状況もあった。そこで規格から見直し量産可能な品種を生み出すことで、1本あたりの販売単価が安くても、花農家が安定した運営で収入が見込める仕組みを作った。
「ホットピンクオセロ」は、新規就農者でも簡単に育てられる栽培モデルで、一つの株から収穫できる本数が従来の3倍以上と、生産効率が高い品種となっている。
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