JAグループ石川と新潟の米保管倉庫の復旧作業にアシストスーツを無償貸出 イノフィス2024年2月7日
東京理科大学発ベンチャーのイノフィスと同社が所属する(一社)アシストスーツ協会は1月15日、能登半島地震の被災地への支援施策を開始。避難所で働く介護職員と、JAグループ石川と新潟の米保管倉庫の復旧作業に、身体負担を軽くするアシストスーツを無償で貸し出している。
アシストスーツの無償貸出では、避難所で働く職員に、身体的負担を軽減できるアシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power」と「マッスルスーツEvery」を提供。また、JA全農から依頼を受け、石川県と新潟県のJAグループの米保管倉庫の復旧作業のため、アシストスーツ「マッスルスーツEvery」の無償貸出と「マッスルスーツSoft-Power」を手配した。
能登半島地震の被災地では、各都道府県から派遣された災害時健康危機管理支援チーム(DHEAT)が、避難所で介護作業などの支援を行っている。介護作業はオムツ交換や体位転換など前かがみや中腰になる動作が多いことに加え、避難所では介護環境が整備されていないことが多く、通常より身体的負担が大きくなると想定される。また、被災地では医療機関で治療を受けたり、痛み止めや湿布などの医薬品に頼ることが難しいため、身体を壊すリスクが高まる。
今回、神奈川県産業振興課と防災DX官民共創協議会から被災地支援を目的としたマッスルスーツ貸出について連絡を受け、アシストスーツ「マッスルスーツSoft-Power」3台と「マッスルスーツEvery」3台の計6台を無償で貸し出した。
一方、震災によりJAグループの米保管倉庫では、積み上げていた米袋が倒壊・破損し、職員が復旧作業にあたっている。これをサポートするため、JA全農は「マッスルスーツSoft-Power」を30台購入。さらに、同社からアシストスーツ「マッスルスーツEvery」を20台を無償で貸し出し、要望のあった石川県と新潟県で活用されている。
イノフィスが加盟するアシストスーツ協会は、被災地の早い復旧・復興のため、活動時の身体負荷を軽減する「アシストスーツ」の無償貸出を行う「災害復旧サポートプロジェクト」を実施。アシストスーツの提供を希望される被災者および支援者は、以下の特設サイトから連絡を。
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