最も過酷な作業は「草刈り・除草」「大変な農作業」に関するアンケート 農機具王2024年7月29日
中古農機具の買取販売専門店「農機具王」を運営する株式会社リンクは、日本の生産者103人を対象に「大変な農作業」に関するアンケートを実施。その結果、最も大変だと思う農作業は、「草刈り・除草作業」だった。
同調査は7月4日〜同年7月21日、日本の農作物の生産者103人を対象に、ラインのアンケート機能を使いインターネットで行われた。
現役の生産者が最も大変だと思う農作業
同調査で、「農業をしていて最も大変だと思う作業はなんですか?」(n=103)という質問に「草刈り・除草作業」の回答が66人と全体の64.1%を占めた。次いで「収穫作業」と「畦塗り・溝切り作業」と回答した方が各6人(各5.8%)だった。
「草刈り・除草作業」の理由として、「圃場の傾斜がキツく、機械で刈れる範囲がそれほどないため、ひたすら草刈り機で刈らなければいけない。その結果、体に負担がかかる」「抜いても次から次へと雑草が伸びてくる。除草剤に頼ろうかとの心の葛藤も相まってストレスが半端ない」「収穫などと違って直接利益につながらないから。除草剤のタイミングなどを逃して手作業が増えると落ち込む」などの声が多かった。
農作業が大変な季節
「農業をしていて最も大変だと思う時期はいつですか?」(n=103)の質問には、「夏」という回答が最も多く54人(52.4%)。次いで「春」は11人(10.7%)、「秋」は10人(9.7%)という結果に。これは「農業をしていて最も大変だと思う作業はなんですか?」の回答で「草刈り・除草作業」が多かったこととも関係しており、「夏」は雑草がよく伸びるため草刈り作業に時間が取られ、大変だという声が多かった。また、炎天下の長時間の作業となるため、肉体への負担が多く、熱中症のリスクもあることが挙げられた。
また、「空調服やレインコートを使うが蒸れと体温上昇で休憩が多くなり作業効率が悪くなる」「消毒やマルチで、一時期は雑草を押さえられるが、その後長い期間の栽培作物などは雑草の中に作物が埋まってしまう」などリアルな声が寄せられた。
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