インドネシアでサンパチェンス高評価 サカタのタネ2016年9月26日
(株)サカタのタネは9月6日、インドネシア共和国西ジャワ州の同国鑑賞植物研究所で開かれた「Open House Floriculture」に参加した。坂田宏社長らも出席し、インドネシアと同社の今後の研究協力について確認を行った。
インドネシア原産の野生の草花(ニューギニア インパチェンス)を素材にし、同社とIAARD(Indonesian Agency For Agriculture Reserch And Development)が共同開発した「サンパチェンス」の展示と紹介の一環として参加したもので、来場者の注目を集めた。
「Open House Floriculture」は研究成果などを発表する同研究所にとって大切なイベントで、会場内にはキクなど研究所の育種成果の展示や研究者や生産者などの意見交換会が開かれた。
式典のスピーチで坂田社長は「資源保有国と企業による生物多様性条約に基づいた共同開発は、主要な花き品目では世界で初めての事例。今後もIAARDとサカタのタネに新たな相互協力が生まれ、将来にわたって持続的に成功することを願っている」と話した。
サンパチェンスの展示は温室の1つを使って行われ、同じくスピーチの際にはインドネシアの来賓に、厳しい環境への耐性と市場の需要を満たすことができる優れた品種と高く評価された。
(写真)環境に適した品種の開発の重要性をスピーチする坂田社長、サンパチェンスが展示された温室、インドネシア政府とサカタのタネの協力関係を確認したセレモニー
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