コンクールも学びの場 JA共済連 書道・図画コン表彰式2017年2月3日
JA共済連は2月3日、東京都千代田区のJA共済ビルで、第60回書道・第45回交通安全ポスターコンクールの表彰式を行った。書道コンクールの受賞者から2人、交通安全ポスターコンクール受賞者から1人に、受賞の喜びを聞いた。
◆書道
◎農林水産大臣賞・半紙の部 滝口にこさん
山梨県・都留市立宝小学校6年の滝口にこさんは、1ヶ月かけて課題の「技の伝承」を練習した。特に「技」の文字を半紙の中にバランスよく書くことが難しかったと話す。
3歳から書道を始めたにこさんが通う書道教室では、同じくJA共済連の書道コンクールを受賞した先輩がいるという。「まさか自分が賞を取れると思っていなかった。びっくりしたけど、うれしいです」と喜びを語った。
◎文部科学大臣賞・半紙の部 粟嶋菜々美さん
青森県・黒石市立黒石東小学校5年の粟嶋菜々美さんは、学校でコンクールのことを知り、1か月かけて練習した。「信じる道」を半紙の中でバランスよく書くことに苦労したという。
書道の好きなところは「よく書けたときは、先生にハナマルをもらえること」と話す菜々美さん。受賞は、「うれしかったし、びっくりしました」と話した。
◆交通安全ポスター
◎警察庁長官賞 佐藤泰雅さん
秋田県・羽後町立羽後明成小学校1年の佐藤泰雅(たいが)さんは、学校の図画の授業で一週間かけて作品を完成させた。家族は授業が始まる前に、ポスターがどういうものかを泰雅さんに教えることから始めたという。
受賞できて「すごくうれしい」と喜びを語る泰雅さん。作品でがんばったところは「だめ!」と大きく書いたところ。このポスターを見て「交通事故に気をつけてほしい」と話した。
◆やり遂げた経験が重要


表彰式にあたり、JA共済連市村幸太郎経営管理委員会会長は、「作品はどれも心のこもった力作ぞろい」と評価し、「受賞者から寄せられた声の中に『努力したことは結果となって自分に戻ることがわかった』『悔し涙を流しながら練習したが投げ出さないでよかった』という言葉があり、コンクールで大切なことを学んでいただけ、主催者としてとてもうれしい」と語った。
書道コンクール審査委員長の新井光風日展理事は、「書写は文字の大きさがいろいろあって、作品の中で助け合いが起こる。作品を通して努力した皆さんの声が聞こえてくるような作品だ」と講評した。
またポスターコンクール審査委員長の中島祥文多摩美術大学名誉教授は、選ばれたポスターに共通点があることをあげた。「一つのことを強調し、ポスターの中で目立つようにしている。その結果交通安全に対して何が一番いいたいことかがわかりやすくなっていた」と話し、「作った人が伝えたいことを一つにしたときの思い切った勇気が感じられ、そのポスターが人々の心に強い印象を与える」と語った。
JA共済連では次代を担う全国の小・中学生を対象に書写教育を通じて相互扶助の気持ちを深めること、美術教育を通じて交通安全に対する意識を高めるためにコンクールを行っている。
今年は書道コンクールに142万5675点、ポスターコンクールに16万3130点の応募があった。書道コンクールは開催60回を記念し「審査員特別賞」を今年限りの賞として設けた。
受賞作品はJA共済ビルで2月2日から4月7日まで展示される他、作品をポスターにして、東京モノレール「羽田空港第1ビル」「羽田空港第2ビル」駅のホームや階段横に、書道作品が3月6日から12日、ポスター作品が13日から19日の間展示される。また赤坂サカスで開催されるTBSテレビのイベント"ママサカス"でも3月17日から4月2日まで作品展示する。
(写真)順に、滝口にこさんと作品「技の伝承」、粟嶋菜々美さんと作品「信じる道」、佐藤泰雅さんと交通安全ポスターの作品、挨拶する市村JA共済連会長、緊張の面持ちの受賞者
(関連記事)
・書道大賞20点、ポスター大賞12点 JA共済書道・交通安全ポスターコンクール(受賞作品へのリンクもあります) (16.12.17)
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