【新組合長に聞く】JA山口県(山口県)折込理事長「合併メリット感じる堅実運営を 担い手確保へ地域総点検」2023年7月21日
今年新たに就任したJAの組合長に、直面する課題や今後の抱負について聞く「新組合長に聞く」。今回は6月24日に選任されたJA山口県(山口県)の折込正一郎理事長に聞いた。
JA山口県
折込正一郎理事長
折込理事長は、直面する課題として、合併から5年目を迎え、今年度が経営改革実践プランや農業振興計画の最終年度にあたることから、目標の遂行とともに新たな計画策定への取り組みを挙げた。「課題が大変多い中で、合併後の4年間連続で黒字になったという成果はありました。新たな計画づくりを進めるとともに、組合員に目に見える形で合併のメリットを感じてもらう堅実な運営を進めたい」と語る。
また、新たに導入された経営管理委員会制度の運営も課題として指摘する。「メリットとデメリットの両方が指摘されるが、山口県の農業をどうするか、いかに販売強化をはかるかといった重要な課題を現場の声を吸い上げながら、臨機応変に理事会を開くなどして意思決定を進めていきたいと考えています」と意欲を示す。
また、全国でも農業者の高齢化率が高い中、担い手対策を強化する考えも示した。「地域総点検をしっかり進めて将来の農業について組合員と考えたいと思います。集落営農法人は300近くあり、平場とともに山間地の農業をどう守っていくか、山口県の農業の将来を描きたい。また、ファーマーズマーケットを拠点に准組合員を含めて新たな担い手の育成に努めるなど新たな仲間づくりも進めてたいと考えています」と抱負を語った。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(149)-改正食料・農業・農村基本法(35)-2025年7月5日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(66)【防除学習帖】第305回2025年7月5日
-
農薬の正しい使い方(39)【今さら聞けない営農情報】第305回2025年7月5日
-
【注意報】斑点米カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 石川県2025年7月4日
-
(442)エーカレッジ(作付面積)から見る変化【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年7月4日
-
【JA人事】JAながさき県央(長崎県)里山耕治組合長を再任(6月27日)2025年7月4日
-
人的資本を人事制度で具体化する 「令和7年度 人事制度改善セミナー」開催 JA全中2025年7月4日
-
「有機薄膜太陽電池」で発電した電力 ブドウの着色に活用 実証実験開始 山梨県2025年7月4日
-
株主優待制度を新設 農業総研2025年7月4日
-
夏の訪れ告げる初競りの早生桃 福島県産「はつひめ」販売 青木フルーツ2025年7月4日
-
ニッテン「スズラン印」ロゴマークをリニューアル 日本甜菜製糖2025年7月4日
-
「国際協同組合年」認知度調査「生協に参加したい」が7割 パルシステム2025年7月4日
-
洋菓子のコロンバン主催「全国いちご選手権」あまりんが4連覇達成2025年7月4日
-
野菜わなげや野菜つり 遊んで学ぶ「おいしいこども縁日」道の駅とよはしで開催2025年7月4日
-
北海道初進出「北海道伊達生産センター」完成 村上農園2025年7月4日
-
震災乗り越え健康な親鶏を飼育 宮城のたまご生産を利用者が監査 パルシステム東京2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「農政技術(森林)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
神奈川県職員採用「獣医師(家畜保健衛生分野)経験者」受験申し込み受付中2025年7月4日
-
信州の味が集結 JA全農長野×ファミマ共同開発商品 長野県知事に紹介2025年7月4日
-
障害者のやりがい・働きがい・生きがい「ガチャタマ」で応援 パルシステム埼玉2025年7月4日