建更・自動車共済が健闘 JA共済連上半期業績2013年12月3日
JA共済連は、平成25年度上半期(4月1日?9月30日)の業績をこのほど公表した。
◆「介護共済」は5万件
生命総合共済の新契約高は「一時払契約の減少」によって、件数が前年比89.2%の112万4000件、保障共済金額が同87.3%の5兆8512億円となっている。また、契約者からの共済掛金受入額も前年同期より3929億円減の9923億円(同71.6%)となっている。
なお今年4月に新設した「介護共済」の新契約高は、件数で5万789件となっている。
建物更生共済の新契約高は、件数が同101.1%の45万8000件、保障共済金額が同95.4%の6兆5020億円、共済掛金受入額が前年同期より158億円増の1539億円(同111.5%)と堅調に推移している。
一方、競合が厳しい自動車共済では、契約件数が同100.6%の420万3000件、共済掛金受入額が同101.2%の1728億円と、前年を上回る実績をあげ、健闘しているといえる。
自賠責共済の契約台数が、同98.7%の170万3000台、共済家計金受入額が同113.7%の407億円となっている。
◆健全経営を維持
主要な収支状況としては、受入共済掛金は生命総合共済の一時払掛金が減少したため前年同期比91.7%の3兆1111億円となった。
一方、支払共済金は、養老生命共済の満期共済金が増加したことなどから、前年同期より933億円増えて1兆9490億円(同105%)となった。
正味財産運用益(財産運用収益?財産運用費用)は、有価証券の増加に伴う利息および配当金収入や有価証券売却益が増加し、前年同期より760億円増の4874億円となっている。また、経常利益は同582億円増の1860億円(同145.6%)となっている。
総資産は、前年度末より6854億円増加し、51兆3764億円(同101.4%)、うち運用資産は前年度末比9167億円増の49兆4996億円(同101.9%)となっている。
基礎利益は利差損益が大きく改善したことから、前年同期より329億円増えて2636億円となっている。また、支払余力(ソルベンシー・マージン)比率は、前年度末に比べて80ポイント増の788.8%となっている。
こうした業績をみると、生命総合共済が諸般の状況から、前年同期にはおよばないが、依然として健全な経営を維持していることは間違いがないといえる。
(関連記事)
・事故受付大阪センターを新設 JA共済連(2013.11.05)
・LAと事務の連携構築で実績アップ JA共済連(2013.10.25)
・交通安全を呼びかけるTV-CM JA共済連(2013.09.20)
・JA共済連、東京海上日動と年度末まで協議(2013.08.06)
・共済掛金6兆6595億円、過去最高 JA共済連(2013.07.26)
重要な記事
最新の記事
-
米の作況指数の公表廃止 実態にあった収量把握へ 小泉農相表明2025年6月16日
-
【農協時論】米騒動の始末 "瑞穂の国"守る情報発信不可欠 今尾和實・協同組合懇話会委員(前代表)2025年6月16日
-
全農 備蓄米 出荷済み16万5000t 進度率56%2025年6月16日
-
「農村破壊の政治、転換を」 新潟で「百姓一揆」デモ 雨ついて農家ら220人2025年6月16日
-
つながる!消費者と生産者 7月21日、浜松で「令和の百姓一揆」 トラクターで行進2025年6月16日
-
【人事異動】農水省(6月16日付)2025年6月16日
-
3-R循環野菜、広島県産野菜のマルシェでプレゼント 第3回ひろしまの旬を楽しむ野菜市~ベジミル測定~ JA全農ひろしま2025年6月16日
-
秋田県産青果物をPRする令和7年度「あきたフレッシュ大使」3人が決定 JA全農あきた2025年6月16日
-
JA全農ひろしまと広島大学の共同研究 田植え直後のメタンガス排出量調査を実施2025年6月16日
-
生協ひろしま×JA全農ひろしま 協働の米づくり活動、三原市高坂町で田植え2025年6月16日
-
JA職員のフードドライブ活動で(一社)フードバンクあきたに寄贈 JA全農あきた2025年6月16日
-
【地域を診る】「平成の大合併」の傷跡深く 過疎化進み自治体弱体化 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年6月16日
-
いちじく「博多とよみつひめ」特別価格で予約受付中 JAタウン2025年6月16日
-
日本生協連とコープ共済連がともに初の女性トップ、新井新会長と笹川新理事長を選任2025年6月16日
-
【役員人事】日本コープ共済生活協同組合連合会 新理事長に笹川博子氏(6月13日付)2025年6月16日
-
【役員人事】2027年国際園芸博覧会協会 新会長に筒井義信氏(6月18日付)2025年6月16日
-
農業分野で世界初のJCMクレジット発行へ前進 ヤンマー2025年6月16日
-
(一社)日本植物防疫協会 第14回総会開く2025年6月16日
-
農業にインパクト投資を アンドパブリックと実証実験で提携 AGRIST2025年6月16日
-
鳥取・道の駅ほうじょう「2025大大大スイカフェスティバル」22日まで開催中2025年6月16日