JA6次化ファンド 福井・福岡で新たな出資2014年4月16日
(株)農林漁業成長産業化支援機構(A-FIVE)は4月15日、新たに4件のサブファンドによる6次産業化事業体への出資を発表した。このうち2件は、JAグループが出資する6次化ファンドの第2、3号案件だ。
今回、出資が決まった6次産業化の事業体は、▽(株)マイセンファインフード(福井県鯖江市、JAグループ)、▽(株)ベジタコーポレーション(広島県福山市、中国銀行など)、▽いずも食品加工(株)(福岡県糸島市、JAグループ)、▽(株)カゴシマバンズ(鹿児島県霧島市、(株)エー・ピーカンパニー)、の4件だ。
福井のマイセンファインフードは、農業者が生産した玄米と大豆を原料に、見た目も味も食肉に似せた「疑似肉食材」を開発した。精肉の代替商品として、新たな販路拡大をめざす。農産物の取引では地元のJAグループと連携し生産者の所得向上を、加工所では地域の雇用創出をめざす。
福岡のいずも食品加工は、ピーナッツもやしなど九州の農産物を活用した惣菜の製造・販売を行っている。添加物を最小限に抑え、ダシや野菜を活かした体に優しい商品づくりをめざしており、JAグループと連携して加工品原料の取引拡大などをめざす。
(関連記事)
・6次産業化の年間販売額1兆7451億円(2014.04.07)
・JA総合事業の強み活かす 営農経済革新プラン(2014.04.07)
・香川、愛知、高知でサブファンド設置 A-FIVE(2014.02.25)
・A-FIVEとヤンマーが提携(2014.01.29)
・岐阜に初のサブファンド A-FIVE(2013.12.24)
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