マツコさん高評価 新ブランド米「合組」デビュー2019年2月8日
ホクレン農業協同組合連合会は昨年末、北海道米をブレンドした商品「合組(ごうぐみ)」を発売した。
ホクレンが発売した「合組」は、「ゆめぴりか」誕生10周年と「ふっくりんこ」誕生15周年を記念しブレンドされた新商品。両方の良さが引き立ち、炊きたてはつやがあって柔らかく、冷めても粘りが持続。お弁当や普段使いのお米に向いているという。
同会の米穀事業本部米穀部主食課・松尾一平課長補佐は、「米業界ではブレンド米は低価格というイメージがあるが 、『合組』はそうではなく、少しでも高い価格で販売してもらうことを目指している。この価格帯で、付加価値のあるブレンド米を売ることは 、大きなチャレンジ」と語る。時間と手間がかかる新品種を生み出すより、消費者が買いたい価格・味・信頼を満たすブレンドという手法は、業界にも新たな風を吹き込んだ。
(写真)ホクレンから発売されたブランド米「合組」
(写真)2018年11月7日、東京都内で開かれた発表会での
マツコ・デラックスさん(左)とホクレン内田和幸代表理事会長
ネーミングの由来は、製茶業界で使われている異なる産地・品種・特徴を持った茶葉をブレンドする「合組」からきている。それぞれの長所を生かすことで、味や香りを引き出し、より価値のある商品に生まれ変わる。昨年末都内で開かれた「合組」発表会で、CMにも出演しているマツコ・デラックスさんは「は? 何だこれ? ヒドい名前」と、超辛口のリアクションだったが、「『 ゆめぴりか 』と比べてモチモチ感や甘さが強くなく、いいとこ取りでおいしい」と高く評価。また、「いいものは、最初拒否されやすい。ヒット商品やロングセラーは拒絶反応があるもの。これは、何かがあるに違いない」とフォローも忘れなかった。
(関連記事)
・マツコ・デラックス「今までで一番の出来」 新米「ゆめぴりか」(16.10.21)
・CMで認知度2倍 北海道米の取り組み ホクレン(16.10.21)
・マツコ・デラックスさんをCM起用 ホクレン(14.02.07)
重要な記事
最新の記事
-
飼料用米、稲WCSへの十分な支援を JAグループ2025年10月16日
-
【鈴木宣弘:食料・農業問題 本質と裏側】本質的議論を急がないと国民の農と食が守れない ~農や地域の「集約化」は将来推計の前提を履き違えた暴論 ~生産者と消費者の歩み寄りでは解決しないギャップを埋めるのこそが政策2025年10月16日
-
死亡野鳥の陰性を確認 高病原性鳥インフル2025年10月16日
-
戦前戦後の髪型の変化と床屋、パーマ屋さん【酒井惇一・昔の農村・今の世の中】第360回2025年10月16日
-
「国消国産の日」にマルシェ開催 全国各地の旬の農産物・加工品が集合 JA共済連2025年10月16日
-
静岡のメロンや三ヶ日みかんなど約170点以上が「お客様送料負担なし」JAタウン2025年10月16日
-
高齢者の安全運転診断車「きずな号」を改訂 最新シミュレーター搭載、コースも充実 JA共済連2025年10月16日
-
安心を形にした体験設計が評価 「JA共済アプリ」が「グッドデザイン賞」受賞 JA共済連2025年10月16日
-
東京都産一級農畜産物の品評会「第54回東京都農業祭」開催 JA全中2025年10月16日
-
JA協同サービスと地域の脱炭素に向けた業務提携契約を締結 三ッ輪ホールディングス2025年10月16日
-
稲わらを石灰処理後に高密度化 CaPPAプロセスを開発 農研機構2025年10月16日
-
ふるさと納税でこども食堂に特産品を届ける「こどもふるさと便」 寄付の使いみちに思いを反映 ネッスー2025年10月16日
-
「NIPPON FOOD SHIFT FES.」に出展へ 井関農機2025年10月16日
-
マルトモが愛媛大学との共同研究結果を学会発表 鰹節がラット脳のSIRT1遺伝子を増加2025年10月16日
-
マックスの誘引結束機「テープナー」用『生分解テープ』がグッドデザイン賞を受賞2025年10月16日
-
北海道芽室町・尾藤農産の雪室熟成じゃがいも「冬熟」グッドデザイン賞受賞2025年10月16日
-
夏イチゴ・花のポット栽培に新たな選択肢「ココカラ」Yタイプ2種を新発売2025年10月16日
-
パルシステムの奨学金制度「2025年度グッドデザイン賞」を受賞2025年10月16日
-
鳥インフル 英国からの生きた家きん、家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日
-
鳥インフル デンマークからの家きん肉等 輸入を一時停止 農水省2025年10月16日