売上高103億円で過去最高を更新 東洋ライス2021年6月15日
東洋ライスは6月14日、第60期(2021年3月期)決算発表会をオンラインで開き、雜賀慶二社長は売上高が前年比113%の103億6400万円となり、過去最高を更新したと報告した。
2021年3月期の売上高は103億6400万円、税引前当期純利益は19億8100万円、当期純利益は13億2900万円で増収増益となった。健康志向の高まりから需要を伸ばしている「金芽ロウカット玄米」の好調が売上げに貢献した。
「金芽ロウカット玄米」の生産量は前年比113%の3740tと前年を大きく上回った。また、昨年3月まで38カ月連続で、玄米カテゴリーでトップを獲得し、米商品の中で異例のヒットを記録した。一方、「金芽米」は生協、通信販売でそれぞれ伸長したものの、業務用が落ち込んだことから、生産量は前年比95%の4万7500tだった。
BG無洗米は、業務用の苦戦を背景に生産量は前年度から3万t減の42万tとなった。新たに9月から、JAアグリ島根、12月から全農パールライス福岡支店でBG無洗米機の稼働を開始。また、全農パールライス福岡支店では、精米ロットの切替え時間を1分30秒に短縮し、精米作業が効率化できる超高効率精米工場の稼働も開始している。アレルゲン対応した商品として引き合いが高まっている米粉は、生産体制を強化するため、新たな生産拠点を埼玉県内に建設していることを明かした。
海外事業では、現在11カ国で金芽米、金芽ロウカット玄米を展開。新型コロナウイルスの影響で、家庭炊飯の需要が増えたことから、当初はシンガポール、香港、北米で急速に需要が高まったが、その後は各国でのロックダウンなどが重なり、輸出量は前年比88%となった。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(147)-改正食料・農業・農村基本法(33)-2025年6月21日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(64)【防除学習帖】第303回2025年6月21日
-
農薬の正しい使い方(37)【今さら聞けない営農情報】第303回2025年6月21日
-
【浜矩子が斬る! 日本経済】「地経学時代の到来を憂い、拒否しよう」 きな臭い戦略的思惑2025年6月20日
-
【注意報】サツマイモにシロイチモジヨトウ 県内で多発のおそれ 徳島県2025年6月20日
-
米の買い取り方式 「1つの選択肢」山野全中会長2025年6月20日
-
家の光協会 新会長に伊藤清孝氏(JA岩手県中央会会長) 第82回通常総会、『家の光』創刊100周年記念式典2025年6月20日
-
【JA人事】JAみえきた(三重県)生川秀治組合長を再任(6月20日)2025年6月20日
-
全農 輸出額30年度に3.6倍の823億円めざす2025年6月20日
-
(440)静かに進行する「知の職人」の危機【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年6月20日
-
石破総理に「鳥取すいか」を贈呈 JA全農とっとり2025年6月20日
-
大田市場にて「鳥取すいか」販売セレモニーを開催しました2025年6月20日
-
「見て、聞いて、体験 協同組合フェスティバル」を7月5日に実施 2025国際協同組合年全国実行委員会2025年6月20日
-
連続シンポジウム・座談会第5回「防災・減災・生活再建と地域づくりへの貢献」 7月14日開催、生協・共済から事例紹介 2025国際協同組合年全国実行委員会2025年6月20日
-
西濃運輸とのモーダルシフトでCO₂削減 第26回物流環境大賞「奨励賞」受賞 日本曹達2025年6月20日
-
適用拡大情報 殺菌剤「日曹フロンサイドSC」 日本曹達2025年6月20日
-
令和6年産銘柄米 5kg実質価格3000円台から販売 Yahoo!ショッピング2025年6月20日
-
秋田県産あきたこまちの発酵玄米麹使用 無添加「玄米塩麹」新登場 鈴木又五郎商店2025年6月20日
-
果樹特化型農薬散布ドローン開発のスタートアップ 投資型クラファン開始 東京ドローンプラス2025年6月20日
-
ペットボトルキャップ回収で寄附金240万円JCVへ贈呈 コープデリ2025年6月20日