「最高を超える山田錦プロジェクト」福岡県ウィング甘木が3000万円を獲得 旭酒造2024年1月16日
旭酒造は1月12日、「最高を超える山田錦プロジェクト」の2023年度グランプリの表彰式を帝国ホテル東京で開催。福岡県朝倉市の農業法人で株式会社ウィング甘木が、3年ぶり2度目となるグランプリを受賞し、賞金3000万円を獲得した。
「最高を超える山田錦プロジェクト」は、全国で山田錦を栽培する農家が、これまでの山田錦を超える品質に挑戦するコンテスト。グランプリ米には60俵3000万円という市場価格の25倍の賞金を贈呈される。今回年のエントリー数は144件で、前回の倍の農家から応募があった。
グランプリを受賞したウィング甘木の北嶋将治氏が造る山田錦は、粒が大きく揃い、心白が中心部分に小さく入り高精白に耐え得る酒米。旭酒造の「獺祭」が求める基準に合致していると、全審査員の高評価を得て受賞を果たした。今回で第5回となる山田錦プロジェクトで、同じ生産者が二度のグランプリを受賞するのは初めて。
表彰式では、グランプリを受賞した北嶋氏が「前回優勝時とは、違う内容にするため一から考え直して、とことんまで突き詰めていつも山田錦の作っていた。いつか会長・社長(旭酒造)に一粒がおにぎりサイズの山田錦をお持ちすることを目標にこれからも頑張っていきます」とコメントした。また、準グランプリは、岡山市の有限会社国定農産が受賞し、賞金1000万円を獲得した。
表彰式で旭酒造の桜井一宏社長は「農業では頑張っても報われるシステムになっていない」と述べ、同コンテストの開催は日本の農業に対する課題意識がきっかけだったと説明。続いて行われたパネルディスカッションでは「日本の農業の課題」をテーマに、参議院議員の中田宏氏、漫画家の弘兼憲史氏、農家の海老原秀正氏、旭酒造の桜井博志会長が討論した。
重要な記事
最新の記事
-
シンとんぼ(164)-食料・農業・農村基本計画(6)-2025年10月18日
-
みどり戦略対策に向けたIPM防除の実践(81)【防除学習帖】第320回2025年10月18日
-
農薬の正しい使い方(54)【今さら聞けない営農情報】第320回2025年10月18日
-
【浅野純次・読書の楽しみ】第114回2025年10月18日
-
【注意報】カンキツ類に果樹カメムシ類 県内全域で多発のおそれ 高知県2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(1)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(2)2025年10月17日
-
【国際協同組合年・特別座談会】いまなぜ二宮尊徳なのか 大日本報徳社鷲山社長×JAはだの宮永組合長×JAはが野猪野氏(3)2025年10月17日
-
25年度上期販売乳量 生産1.3%増も、受託戸数9500割れ2025年10月17日
-
(457)「人間は『入力する』葦か?」という教育現場からの問い【三石誠司・グローバルとローカル:世界は今】2025年10月17日
-
みのりカフェ 元気市広島店「季節野菜のグリーンスムージー」特別価格で提供 JA全農2025年10月17日
-
JA全農主催「WCBF少年野球教室」群馬県太田市で25日に開催2025年10月17日
-
【地域を診る】統計調査はどこまで地域の姿を明らかにできるのか 国勢調査と農林業センサス 京都橘大学学長 岡田知弘氏2025年10月17日
-
岐阜の飛騨牛や柿・栗など「飛騨・美濃うまいもん広場」で販売 JAタウン2025年10月17日
-
JA佐渡と連携したツアー「おけさ柿 収穫体験プラン」発売 佐渡汽船2025年10月17日
-
「乃木坂46と国消国産を学ぼう!」 クイズキャンペーン開始 JAグループ2025年10月17日
-
大阪・関西万博からGREEN×EXPO 2027へバトンタッチ 「次の万博は、横浜で」 2027年国際園芸博覧会協会2025年10月17日
-
農薬出荷数量は0.5%増、農薬出荷金額は3.5%増 2025年農薬年度8月末出荷実績 クロップライフジャパン2025年10月17日
-
鳥取県で一緒に農業をしよう!「第3回とっとり農業人フェア」開催2025年10月17日
-
ふるさと納税でこどもたちに食・体験を届ける「こどもふるさと便」 IMPACT STARTUP SUMMIT 2025で紹介 ネッスー2025年10月17日